doi inthanon thailand by utmbへ行くための費用や現地事情を解説

2023年12月8(金)-10(日)にかけて、タイのチェンマイで行われた「doi inthanon thailand by utmb」へ行ってきました。

レース記事的なのは比較的多いけど、応援やサポートで行く側目線の情報が少ないので現地に行くまでにかかる費用や、滞在先おすすめ地域、食や言語など不安が多くなりそうなところを解説していきたいと思います。

予算

一番気になるであろう予算的な部分から解説したいと思います。

飛行機代+ホテル代

往復の航空券代とホテル代はTrip.comで予約して3名合計で274,420円でした。
一人換算だと91,473円/人ですね。

飛行機はベトジェットエアという関西国際空港発のLCCでエコノミー席の座席指定無し、ホテルは4つ星のコンドミニアムの5泊6日でした。
日本中の主要空港からも検索しましたが、関空からのベトジェットが群を抜いて安かったです。

ホテルのグレードとタイミング次第では7万円台でもいけると思います。
同じ条件でも予約のタイミングによっては金額は大きく変わります。
最安値は8万円台中盤で、途中10万円台にずっと乗ってて9万前半になったところで僕は予約しました。
格安サイトで予約するにはタイミング命ですね。

単純に金額を抑えたい場合は、中国経由の乗り継ぎ便を選ぶと一人当たり5-6万円台でも行けます。
ただ、その分かかる時間が長くなるので休みが取れないままレースを迎え、レースが終わったら即日帰国という恐ろしい弾丸スケジュールになると思います。

駐車場代

僕は今回は車で行ったので、駐車場が必須でした。
一番楽なのは関空直結の駐車場ですが、6日だと一万円以上はかかりました。

次に楽なのは、駐車場から空港までシャトルバスを出してくれる駐車場ですが、そこでも6日で5,000円くらい。

僕はケチなので近くて、楽で、安いところを徹底的に探します。
で、見つけたのが関空まで1駅のりんくうタウン駅徒歩3分のところに24時間で300円(繰り返し適用)の駐車場「KF-Park りんくうタウン」があったのでそこに停めました。
6日停めて1,800円。勝利!

現地移動費

基本は配車アプリのGrabを使用しました。
チェンマイ空港を中心に考えて、大会会場や宿泊先ホテル、観光地の旧市街地など高くても片道200バーツ(当時1バーツ約4円くらいでした)くらいあれば十分行動できます。

以前はGrabはタイでは違法でこっそり使いましょう的な触れ込みで空港内は乗り入れ禁止だったようですが、空港に着いたら案内板に「Grab乗り場はこちら!」みたいな案内板があったり、普通に空港内にも乗り入れてましたので気にせず使用して良いのかと(知らんけど)。

クレジットカード登録したらすぐに使えるから、出国前にはダウンロードしてアカウント作って操作方法確認しておきましょう。

ちなみに、空港からホテル間は4つ星以上のホテルならまず間違いなくシャトルバスが出てます。
旅行代理店経由かホテルに直接メールするなどして要請したら普通に迎えに来てくれます。

ただ、言わないと来てくれません。

Grab以外だと、赤い乗合バスの「ソンテオ(ソンテウ)」もあります。

乗合なので一人だと高くなるのと、大会会場のようなメイン観光地から外れると断られます。
行き先も運転手に自分で伝えて、金額もその場で交渉して、道がわからないドライバーも多いので隣に乗って案内するなども必要なので「英語無理!!!」という人はやめておいた方が良いでしょう。

有名な乗り物はトゥクトゥクです。

こちらは一人から乗れますが、ソンテオ(ソンテウ)同様に行き先も運転手に自分で伝えて、金額もその場で交渉して、道がわからないドライバーも多いので隣に乗って案内するなども必要なので「英語無理!!!」という人はやめておいた方が良いでしょう。

ただ、ソンテオとトゥクトゥクいずれも有名な観光地は行き先言うだけで金額もパッと答えてくれるのと、道を教えなくても良いので観光で使いやすいですし面白いので時間があれば乗ってみてください。
金額も短距離でしたら100-200バーツくらいで移動してくれます。

食費

食堂や屋台のような庶民的なお店の場合は定食系や50-60バーツ、よくわからない串に刺した肉とか一品ものは5-20バーツくらいでとても安いです。

スーパーだとコンビニ弁当くらいのものが80-150バーツそこそこでしたので日本とそんなに変わらないですね。

マンゴーやパイナップルなどのカットフルーツも日本とそんなに変わらない価格感でした。

スケジュール

実際に僕が動いたスケジュールはこんな感じ。

12/6(水):大会前々日
5:00 駐車場到着
5:30 りんくうタウン駅から始発で空港へ
6:00 空港にて朝食
6:30 チェックインからの保安検査場通過
8:55 関西国際空港発(日本時間)
↓フライト時間6:35
13:30 チェンマイ空港着(現地時間)
14:00 ホテル着

12/7(木):大会前日
13:00 前日受付会場へ
14:00 ホテルに戻る

12/8(金):大会当日
6:30 ホテル発
7:00 会場着
↓選手見送り&観光

12/9(土):大会二日目
16:30 選手迎えの為に会場到着(32時間弱で選手フィニッシュ)
19:30 ホテル着

12/10(日):大会三日目
1:00 選手迎えの為に会場到着(39時間半弱で選手フィニッシュ)
2:15 ホテル着
8:30 表彰で大会会場へ
12:00 ホテルチェックアウト
21:00 チェンマイ空港着
21:30 夕食
22:00 チェックインからの保安検査場通過

12/11(月)
0:30 チェンマイ空港発(現地時間)
↓フライト時間5:00
7:30 関西国際空港着(日本時間)

ボリュームゾーンの選手が帰ってくる時間帯や、他のカテゴリの選手のボリュームゾーンと被ると帰りのタクシーがなかなか捕まらないです。
僕も30分くらい待ちました。

おすすめ宿泊エリア

今回僕が宿泊エリアに選んだのは四角いエリアです。
泊まったのは赤いピンの「Pleasant Condominiam」です。

このホテルにした理由は大きく

  • エレベーターがある:レース後の選手を階段上がらせるのは鬼
  • 洗濯機がある:レース後の悪臭の元はもちろん、着替えを頻繁に洗えることで荷物が大幅に軽減できる
  • 閑静なエリア:街中はクラクションの音や車やバイクの音がうるさい
  • タクシーが捕まる:空港と観光地が近いので24時間タクシーが確保できる
  • 買い物がしやすい:徒歩圏内にスーパー、コンビニ、ショッピングモール、ローカル定食店が豊富にある

個別に解説すると、洗濯機の有無はかんなり重要要素。
現地の気候に日本の夏なので比較的荷物はコンパクトになるけど、その分汗もかくので洗い替えが必要。
僕は着用しているもの含めて下着2着、移動用Tシャツ2着、移動用パンツ1着、室内用パンツ1着、靴下2足のみでした(20Lのザック7割くらいで重さ3kgくらい)。
現地で室内用のTシャツも1着買いましたが。
野外は気温が高く、雨が降りにくい時期なので夜に洗って干しておいたら朝には乾いてます。

次に、閑静なエリアという点はチェンマイは車&バイク社会なので交通量がかなり多いです。
トゥクトゥクのマフラー音は特にうるさく、街中はクラクション音も頻繁にします。
ですので、あえて人気の旧市街地エリア(画像右上の四角いエリア「テーサバーンナコーン・チェンマイ」)は夜も人が多いので喧騒感が気になり外しました。

タクシーは当たり前ですが、空港周辺、観光地、ホテルが多い地域に集中しており離れたところになると深夜早朝は特にGrabでドライバーが見つかりません。
直接現地のタクシー会社に電話したら来てくれるのでしょうが、僕は英語苦手なので無理と判断しました。

買い物がしやすいはそのままですが、意外とそこをチェックせずに大会会場(画像左下の「ラーチャプルック御苑」)付近に宿を抑えるも夜ご飯買いに行けるお店が無いという選手も多くいたようです。
今回僕が選んだエリアは徒歩圏内に充実した買い物スポット&食事スポットがたくさんあったので、食べ物はもちろん薬やちょっとしたものの調達もノンストレスでした。

食事事情

基本的に全部ピリ辛です。
赤いやつは全部辛いと思って間違い無いです。

特にガパオライスのようなひき肉系のやつは辛かったです。
麺系は量が少なく、ごはん系は普通の印象でした。

タイといえばパクチーやナンプラーといった癖のある香りが印象的なイメージでしたが、パクチーは日本のねぎを散らすくらいの感覚で、ナンプラーもほぼ隠し味程度で匂ってもわからない感じでした。

味はこれ無理、、、というのは無いと思います。
辛いのが苦手な人は辛くなさそうなのを選ぶのが大変そうな気もします。

ペヤングの激辛系やプルダックポックンミョン、蒙古タンメン中本の北極的な激辛と言われる部類を食べれる人は全く気にならない辛さです。

人並みに辛いもの食べられるくらいの場合はヒーハー言いながら完食できる感じといったところかと。

先ほどおすすめしたエリアにはショッピングモールもありその中のスーパーには日本食のインスタント麺やお菓子などもありましたし、ピザハットやバーガーキング、セブンイレブンもあるので困ることはないとおもいます。

困るのはお酒。
お酒が買える時間は11時〜14時、17時〜24時の間なのでスーパーやコンビニでお酒買いたい人は時間を確認して買いましょう。
普通にレジで時計指さしながらダメだと言われます。

また、お酒と一緒に食事する文化が薄いのか屋台的なお店や食堂的なお店にビールなどアルコール置いているお店がかなり少ない印象でした。

ちなみにビール350mlは20-50バーツ、お水500mlは3-7バーツでした。

水が合わなくてお腹壊すなどもよく聞くので、心配な人は食堂や屋台で出される水は飲まずにペットボトル買うことをお勧めします。
僕は基本的に胃腸は弱く無いけど、牡蠣などの食中毒経験者なのであの地獄を海外で味わいたくなく、ホテルで歯を磨くなどもペットボトルの水を使いました。

火が入ってる水(スープ類)は気にしませんでした。

脂っこい料理も多いので整腸薬的なのはあると安心です。

言語

基本的には英語が通じます。
Google翻訳のアプリを入れておけばコミュニケーションは問題ないかと思います。
翻訳機使ったことない人は、文章ではなく短文で伝えるようにした方が良いです。
むしろ単語でもほとんど通じます。

タクシーなどでも行き先の名前だけ言うか、google map見せたら理解してくれます。

ただ、僕が泊まったホテルのスタッフの一部は英語がほぼ通じなかったので、中国語で翻訳したら通じました。

トイレに注意

日本人が驚くNo.1はトイレかと。
知っている人も多いですが、トイレットペーパーは流すのはNGです。
空港でもNGだし、綺麗なショッピングモールでも、高級レストランでもNGです。

理由はトイレットペーパーが水に溶けにくいのと、流す時の水圧が弱くすぐ詰まると言うことらしいです。

公衆トイレは少なく、施設の中や、寺院の中にありますが有料のところもあったりそもそも紙が付いてないなどもあるのでポケットティッシュは必携品です。

使用済みの紙は便座付近のゴミ箱にポイしましょう。
最初は違和感満載ですが翌日には慣れます。
寝ぼけてそのまま数回流してしまったけど。

大会中エイドに応援行ける?

行けると言えばいけるし、行けないといえば行けない。
国際免許持ってて海外運転に慣れていれば行けますし、お金に物を言わせてタクシーで行くことも可能です。
ただ、行った先は山の中とか辺鄙なところなので帰りのタクシー捕まらない想定も必要ですが。

なので、僕はYoutube Liveとトラッキングシステム見ながら大人しく観光しつつ遠隔で応援してました。

カテゴリによっては応援に行きやすいのかもなのですが、100mileの方はハードル高く感じました。

チェンマイ空港の広さ

空港は狭いです。
1階に国内線国際線のチェックインカウンターがあって、2階に保安検査場です。
端から端まで歩いても5-10分以内なので迷うことはないはず。

ここで迷う人はきっとトレイルでもロスト大王のはず。

チェックインに結構時間を要するので早めに行った方が良いです。
あと、普通に割り込んでくる人もいるのでいろんな余裕を持って早めに行きましょう。

食事するところはカフェかバーガーショップかちょっとした定食屋みたいな感じです。
お土産は免税店であるけど面白いのは少ないです。

時間があればナイトバザールや土日の歩行者天国的なところに行った方が色々あるし面白いです。

治安

東南アジアの中では一番治安がよく、韓国よりも良いらしいです。
人がゴミゴミしているところでスリらしき人もいなかったし、街中で変に絡んできたりする人もいなかったです。
現地の方は格段に日本より愛想が良く笑顔が多いです。

ただ、道は歩道が少なかったりガタガタだったりよくわからない水溜りがあったりするのでその辺は気をつけてね、くらいですかね。

蚊に刺されるとマラリアの危険があったり、野犬が多くて不用意に触ると噛まれて狂犬病に〜など注意喚起も多く見かけるけどそんな気にしなくて良さげと思います。

気になる人は短パンではなくロングパンツ履いとけばいいんちゃいますかね。

あ、でも僕は頭10箇所くらい蚊に刺されました。
頭だけ。
なんで?

まとめ

金額的に高いと感じるか、安いと感じるかは個々によるだろうけどUTMBなどのヨーロッパレースやアメリカのレースに行くと考えたら、フライト時間も短く安く行けるので初めての海外レースには良いと思います。

比較的英語が通じるし、みんな優しいし。

あ、あと換金は窓口よりもカードキャッシングの方が早いしレート良いですよ。
一般的なキャッシングは年利恐ろしいけど、海外キャッシングは基本利用月の月末請求なので利息も安いので換金手数料より安価です。

コンビニやショッピングモールはカード使えるけど200バーツ未満は使えなかったり、屋台や定食屋さんは現金で、ナイトバザールなどの観光屋台も現金なので換金はしておきましょう。

他には、スマホは自分のキャリアが現地対応してたら海外ローミングで良いかと。
僕は楽天なので2GBまで無料で、ホテルはwifiあるので野外で検索系しか使わなかったら6日いても追加で2GBチャージ(1,000円)で済んだし、一緒に行った人は1GBも使わなかったから無料でした。

他にも、「これどうなん?」的な疑問あったら気軽にコメントやメールなどコンタクトしてください。
ググって速攻出てくる定番のチェンマイや海外旅行あるあるに関してはスルーしますので悪しからず。

INNER-FACT 代表INNER-FACT 代表

INNER-FACT 代表

INNER-FACT代表の首藤(シュトウ)。 一部関西ではくびふじと呼ばれます。 基本的にはトレイルやランはソロでしかやらず、イベントや大会ではエイドなどスタッフ側で参加しています。

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