海外レース時の注意点と100マイルレースのギアの話

京都の自宅からドアトゥドアで38時間とプラス24時間(飛行機の乗り継ぎ失敗で。笑)かかって行ってまいりました。

北欧!
ノルウェーのロフォーテン諸島を走る100マイルのトレイルランニングレースに出場してきました。

(こんなフィヨルドの周りを走り抜けていきます。)
(今にもバイキングが上陸してきそうなフィヨルド。)
(こんなかわいらしい漁村も通ります。)
(この下にある海底トンネルを抜けて、この山を越えていきます。)


もうこの4枚の写真だけでテンション上がりませんか?

そんなノルウェーのロフォーテンウルトラトレイルで使用したギアについての話をしていきたいと思います。

ノルウェー ロフォーテンウルトラトレイルの概要と結果

公式では166㎞D+7000mでしたが、
いろいろとコース変更や天気の急変によるコースカットなどがあり、
実際は160㎞D+6500mくらいに落ち着いたかと思います。


白夜で一日中明るいので、ヘッドライトが必携じゃない100マイルレースってこのレースくらいではないでしょうか。笑

そんな感じの魅力いっぱいのレースレポートは個人のブログにまとめましたので、ご興味がある方はぜひ読んでみてください。
写真・動画多めで楽しく読めるようにいたしました!


結果は目標の30時間切りには遠く及びませんでしたが、

32時間02分37秒 12位(88人中完走者49人)

という感じでした。
天気も過酷で、無事に生きて帰ってこれて良かった・・・、というレベルでした。。。笑

海外レースで僕が気を付けていること

今年、待ちに待った日本人の方が多く参加しそうなUTMBが近づいてきていますね。

なのでギアの話から少し脱線して、ちょっと僕が海外レースで気を付けていることをお話ししたいと思います。

僕はスペインや今回のノルウェーなど主にヨーロッパのレース出場経験があるのですが、
海外レースの時に僕が気を付けていることは、

①その国で飲まれている水を飲んで慣れること

②なるべくその国の食事を食べて、その国の国民になりきる!

ということです!笑

その理由は、、、

レース中のエイドで、軟水や硬水を選ぶことなんてできないからです。笑

その国で普通に使われている水がレース中にも出されるので、
ヨーロッパに行ったらスーパーで売ってる安いミネラルウォーターを買って飲みまくります。

今回ノルウェーに行ったら、なかなかミネラルウォーターが売っていませんでした。
ほとんどが炭酸入りで、炭酸なしがあったと思ったら炭酸入りの方が安いという逆転現象が。。。笑

調べてみると、日本と同じようにノルウェーは水道水をそのまま飲めるんです!!
ノルウェーの首都オスロでも水道水がとてもきれいで、蛇口から出てくる水がむしろ日本より美味しかったです。。。

という感じで、その国で普通に使われている水に慣れて、レース中にお腹を下すという事件が起きないようにしておきます。

(コース上を無数に出てくるこういう雪解け水の川が冷たくてめっちゃうまかったです。浄水器なしでがぶ飲みしました。笑)

そして、2つ目、その国の食事をなるべくするということですが、これもエイドワークに関わってきます。

想像してもらったらわかると思いますが、ノルウェーでシャリ玉とか出てくるわけありませんよね。笑

(ブドウパン、バナナ、デーツ、スイカ、リンゴ、洋ナシ、ブルーベリー、パンとハムとチーズetc…)
(トマト風味のコンソメスープにパスタを入れるか入れないかを聞いてくれました。)



スペインもエイドの食べ物はめっちゃ似てましたが、
エイドではその国の食べ物が出てくるのが普通です。

なので今回ノルウェーに行った時もすぐさまスーパーに行って市場調査しました。

そして分かったことは、とにかくパン。

(食パンコーナーも基本パンがでかい。日本の食パンよりも一回りくらい小さいけど一斤ちょいくらいの長さをまるっと一本売りがほとんど。)
(サーモンとチーズとマヨネーズ。これがたまらんうまかったです。。。)


とにかくパンがうまい!
雑穀が入ってたり、ヒマワリの種などが入ってたり、僕好みのパンのオールスターズでした。

こんな感じで、パン食にしていたので、レース中も何の違和感もなく、
パンにかぶりつき、パスタを食べまくりました。笑

その国の国民になりきっていれば、エイドで出たものもすんなり受け入れられていいですよ~。

(一番豪華だったエイド。パンにハムチーズのったもの、シナモンロール、ピザetc…パン祭りやないかい!笑)

ギアについて

ギアについてはかなり気を使うことがあったり、
絶対今回のレースはこれを着ると自分の中で決めているものがあったり、
いろいろと書き出すととめどなくなってしまうので、特に気にしたことを3つにまとめたいと思います。

①草原、沼地、がっつりアスファルト、岩場という160㎞もの未知のトレイルを走破できる1足とは?

②晴れでも雨でも四六時中足が濡れ続けることにどう対処するか

③ザックをおろさず、ポールを着脱できるザックであること

①草原、沼地、がっつりアスファルト、岩場という160㎞もの未知のトレイルを走破できる1足とは?

ロフォーテンウルトラトレイルの事前情報として、草原や沼地、岩場、そしてだらだらと長いロード(12キロ前後が3~4回出てくる)が随所に出てくるコースということでした。

そこで僕が考えたことが、
①晴れでも雨でも濡れる前提だから濡れてもグリップが効きやすい素材のアウトソール

②沼地があるからラグがしっかりあるもの(でも、ロードも多いからロードもある程度は走れるシューズ)

③疲れた足でもロードをしっかり走れるようなクッション性があるシューズ(でも柔らかすぎるのも沼地だと怖いので固さとのバランスも)

ということでした。
矛盾しまくってますよね。笑

それくらいシューズ選びは難航しました。

元々トレランショップの店長をしていたので、
展示会などでも数多のシューズを試したりしていた僕が最終的に絞り込んだシューズは下記の3つです。

・THE NORTH FACE(ザノースフェイス)ベクティブインフィニティ
→最上位モデルのフライトベクティブはカーボンプレートが固すぎて100マイルは怖かったのでこちらで悩んでました。最終的にメガグリップが決め手になりHOKAに。。。

・SALOMON(サロモン)S/LAB ULTRA 3
→いわずと知れたサロモンの名作。ただ濡れた時のグリップ力に不安があり、濡れた岩場を想定するとちょい怖い。。。

◎HOKA ONE ONE (ホカオネオネ)MAFATE SPEED 3
→EVO MAFATE 2と超迷ったけど、マファテよりもミッドソールが固めで安定感があったのでこれに決定!!!
アウトソールがビブラムメガグリップだったのも決め手に。

②晴れでも雨でも四六時中足が濡れ続けることにどう対処するか

以前書いたブログで対策を考えていたように、
ガーニーグーという足裏保護クリームとインナーファクトソックスもしくはトレイルフェストオリジナルソックスというチョイスでした。


ただ、想像以上にいやらしいコースで、本当に30時間近くずっと濡れ続けていました。。。

スタートは暑いくらい快晴なのに、雪だったり雪解け水でできた川に入ったり、沼に入ったり。。。

ロードをずっと走らされたかと思えばまた急にトレイルインして沼にイン。笑

そして、天気が曇天から雨になり、どんどん足元にも雨。


とにかく濡れ続けてふやけたりしていたのですが、大エイド毎にゆっくり時間を取って乾かして、
ガーニーグーを塗りなおして、新しいソックスを履きなおしました。

結局スタートから56㎞の大エイドまで インナーファクトラミーソックスラウンド型

56㎞~118㎞大エイドまで トレイルフェストオリジナルメリノウールソックスtrailsocks1 

118㎞~ゴールまで インナーファクトラミーソックスラウンド型


このソックスリレーで、何とか足裏トラブルは最小限に食い止めることができました!

(足乾かして、ガーニーグーをヌリヌリ。)

③ザックをおろさず、ポールを着脱できるザックであること

ザックは最後までめちゃくちゃ悩みました。
今までレースの時の定番だった、「サロモン S/LAB SENSE ULTRA 8 SET」でいこうかと思ったものの、ポールがつけられない。

大阪のランウォークスタイルオリジナルブランドの「YURENIKUI ZAINO3」も使えば使うほど味が出てきて、ポールも背面に簡単に付けられるところを発見!!

でも、今回のレースは、トレイルとロードが交互に出てくるようなコーススペックのため、エイド毎にザックをおろして、ポールを収納したり出したりするのが面倒。




とにかくザックを背負った状態のまま、簡単にポールを着脱したい。

それでいて、レース仕様の軽量なものがいい。





こんなわがままな要望をかなえてくれるザックが、なんと見つかりました。

inSTINCT(インスティンクト)!!!

(今回使用したinstinct X インスティンクト エックス?テン?どっちが読み方正しいんでしょうか?笑)
(スタート前のボートにて。こんな感じで脇の前に装着。)
(レース中の収納モード時。ほんと腕振りの邪魔にならない。)


てくてく歩きながら、収納したり、出して組み立ててポール使ったり、変幻自在に使うことができました。
ポール使用するレースとなると、このザック一択だなと。

すぐポチるのはちょっと待った!inSTINCTの注意点!?

トレランショップの店長をしてたので、ザックも数多見てきました。
そんな僕が練習からレースまでインスティンクトのXをガシガシ使ってみて思った注意点をいくつか挙げておきます。


①思ったより小さい!
Xは名前の通り10Lのザックなんですが、僕が持っている10Lのザックの中では圧倒的に入りません。笑

正直、サロモンやネイサンのような伸びる系の生地を使っているザックって、
表記されている容量よりも+2~3Lは多く入るような感覚なんです。

ノースフェイスのTR10も10L以上入るよねってくらい入りますよね。


なので、そのあたりのザックの容量に慣れている人は、
インスティンクトは表記のリッター数よりマイナス2Lと思ってもらうとイメージと大幅に外れることはないかと思います!


今回のロフォーテンウルトラトレイルは白夜でライトが要らないという特殊なレースでした。

なのであえて10LのXを購入して良かったのですが、
汎用性も考えて12LのEKLIPSEを買ったら良かったな~とちょっと後悔。。。


60㎞以上のレース出場予定で、
インスティンクト購入を悩んでいる方はXよりも12LのEKLIPSEが正直いいんじゃないかなと思います。

これからの時期だと海外レースのUTMB、
日本だと信越五岳の110㎞とか100マイル、
上州武尊、KOUMI100、などなどEKLIPSEの方が間違いないです。


何ならパッキングが苦手で荷物多くなりがちな人は、
新しく発売されたX8 18Lでも大きすぎることはないと思います。




50㎞前後だったら断然X 10Lが一押し。



それ未満のショートレースならEVOLUTION 7L!
 

練習で最小限の荷物の時やウルトラマラソンには、AMBITION 4.5Lが間違いありません。

次戦、僕は丹後ウルトラマラソンを予定しているのですが、
それ用にAMBITION欲しいくらいです。。。


これだけ肩甲骨あたりがえぐれてて、腕振りしやすいザックってないんですよねぇ。。。



②自分のベスポジ探しの旅
インスティンクトの最大の特徴でもあるのですが、それが少し面倒だと思う人もいるかもしれません。

それは何かと言うと、自分の骨格にあったベストなポジション(通称ベスポジ!)を探すこと!!


これを探すのにちょっと時間がかかるかもしれません。
また物の入れ方や荷物の量によって微妙にベスポジが変わる感じがします。

なので、都度都度、最高のベスポジを探さないと、物が当たって肋骨のところが痛くなったり、
走ってるときにちょっと揺れが気になったりします。


でも、それだけ調整できるからこそ、男性から女性までフィットしやすい構造になっています。









とまぁじわじわと人気になっているインスティンクトに、
あえて文句を言ってみました。


物はいいからこそ、

「レースで使ってめっちゃいいですよ~。」

と当たり障りのないレビューよりも、ちゃんと注意点も言っておきたいなと。



ザックの中でもちょっといいお値段の部類のザックになりますが、
それだけ作りも考えられてて、買って損なしって感じのザックに仕上がっていると思います。



もし気になるところなどがありましたら、お気軽に個別に質問してきてくださいね!
より歯に衣着せぬコメントをさせていただくかもしれませんが。笑


「〇〇というザックと、〇〇というザックを持ってるんだけど、どんなザックを買うべきですか?」

みたいな質問も大歓迎です。


大体のザックは手に取ったり使ったりしているので、その方の好みだったり、
今あるザックとは違った使い方ができるようなザックを探し当てたいと思います!

(前から見ても横から見ても黄と黒のアシンメトリーなカラーリングがかっこいいですよね。。。)

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しょーじJr.

ランニング・トレラン用品の販売員、高地トレーニングジムでランニングパーソナルトレーナー、自然食品販売店で荷物の運び屋、ライターなどをしております。一応フルマラソンサブ3、トレラン大会では大体上位10%以内くらいで走ってます。人体実験を基にパフォーマンスアップや健康についてのあれこれをいつも考えてる人です。

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