商品特徴
開発者自身がランナーでもあるため、実際の競技シーンを想定して使いやすさにこだわった作りとなっていますので特徴を解説していきます。
■形状特徴
ザックのフロントポケットに差し込みやすいように、先端を細くする事で今までのソフトフラスコよりも格段に収納性能が高まりました。

※ソフトフラスコの大きさは水を入れた状態で横幅8cm、縦は飲み口まで入れて25cmです。
■携帯性能
初めてソフトフラスコを検討している人は、ペットボトルをはじめとするハードボトルの使用経験は多いと思います。
ソフトフラスコをハードボトルと比較した際の大きなメリットは、水分補給のしやすさと走ってる際のバシャバシャと水の音がならない点にあります。
・水分補給のしやすさ
ハードボトルの場合水を飲む際はボトルをザックから取り出して、ボトルを傾けて飲む必要があります。
それに比べ、ソフトフラスコはポケットに入れたままの状態で補給できるので、格段に水分補給がしやすくなります。
・バシャバシャ音
ハードボトルは水分量が減るとどうしてもボトル内で水が暴れてバシャバシャと音を立ててしまいます。
ソフトフラスコは内容量の減少とともに、フラスコ自体が減った容量分縮小するので空気が入らないので水が暴れる事がなく音が全く気になりません。

■エイドでの水分の補充のしやすさ
メーカーによってはフラスコの注ぎ口(蓋)部分が小さい物がありますが、競技シーンでは使いにくいと考えインナーファクトのフラスコは大きめの注ぎ口を採用しています。
理由は以下です。
・蓋が開けやすさ
蓋が小さいとその分開け閉めの際も細かい作業になります。
「蓋を開けるくらい簡単では」とお思いの方もいるかと思いますが、ウルトラトレイルの中盤以降で疲労が蓄積している中、雨や汗でボトルが濡れている時、秋冬のレースや稜線の風で体が凍えている時小さいボトルの蓋をスムーズに開けることは容易でしょうか?
レースシーンを想定すると蓋の部分は大きいほうがストレスも少なく、開閉が圧倒的にしやすいです。
・水分補充のしやすさ
蓋が大きいということはその分飲み物を入れる際も入れやすく、エイドでのピット作業が格段に速くなります。
寒さや疲れで手元がおぼつかない時も、容器入口が大きいとそれだけ飲み物を入れる作業のストレスが軽減できます。
・パウダーなどが入れやすい
水の中にスペシャルドリンクパウダーやミネラル系タブレットを入れる選手も多いかと思います。
そんなシーンでも蓋部分が大きいとそれらの注入がしやすく、中身が溢れたり落としてしまうことも無くなります。

衛生管理
ソフトフラスコでよく聞く悩みとして、フラスコ内の汚れにあります。
その中一つはカビでしたが、ちょっとした洗い方と干し方の工夫で改善できます。
■色素沈着
麦茶やクエン酸系のスペシャルドリンクなどの色はどうしても沈着してしまいます。
特にインナーファクトのソフトフラスコはクリアカラーなので目立つかと思います。
これに関しては対処方法は無く申し訳ありません。
ただクリアカラーにしている理由もあります。
それはフラスコ独特の「臭い」を抑えるためです。
メーカーによっては強いゴム臭を感じてしまうソフトフラスコですが、その匂いの理由の大部分はフラスコの塗料にあります。
色素沈着を目立たなくするには青などの色が濃いフラスコにしてまえばいいのですが、頻繁に口にするものなので匂いのストレスは排除したくクリアカラーを採用しました。
クリアカラーは水分残量もわかりやすいので色素新着以外はメリットが大きいと考えてます。
■カビ対策
フラスコの飲み口部分や内部にカビが発生するのは、その部分に水分が残ってしまっているからです。
まず、飲み口部分に関してはインナーファクトのソフトフラスコに関しては細かく分解できます。
少し面倒に感じるかもしれませんが、洗う時は分解して洗い乾かしましょう。

※手が濡れている状態では分解しにくいので、一度手を拭くと簡単に分解できます。
■フラスコ本体の干し方
意外と知られていないのがソフトフラスコ本体の干し方にあります。
洗った後、キッチンなどで逆さまにして干している方が多いと思いますが、風通しの良い日陰などで注ぎ口を上に向けて乾かすことが重要です。
干す前にフラスコの底の部分をしっかりつまんで、強めに振って遠心力で中の水分を排出、細かくしておきましょう。
こうすることで水分が少なくなり、水滴も細かくな流ので乾きやすくなります。
また、水分は乾くときに蒸発するので逆さまにしておくとフラスコ内に湿度が溜まりやすく乾きにくい環境にあります。
しっかり振って、注ぎ口を上にして干すことでしっかり乾かすことができます。

注意点
インナーファクトのソフトフラスコには飲み口部分にON/OFF機能が付いています。
飲み口部分を少し引っ張るとONとなり水が吸う事ができ、飲み口部分を押し戻すとOFFとなり吸っても水は出てきません。
なお、ONの状態でも飲み口を加えて吸わなければ水は出てきませんので、レース中は常時ONの状態をお勧めします。
都度OFFにすると飲む際に口で引き戻すことになり、その時に飲み口が外れてしまうことが有りますので。
なお、飲み口に付いているキャップは引っ張ると外す事が可能です。
不要な方は外していただいても使用上問題はございません。
なお、大量生産のロット品になりますので検品は十分に行っておりますが、使用する際に不良が発見されることがございます。
購入後早期の不良に関しましては無償交換をさせていただいておりますが、必ずご使用前に水漏れがないかなどご確認のほどよろしくお願いいたします。