OSJ最終戦KAMI100まさかのお腹グルグルキュ~でDNF


 こんにちはU字です(´▽`)この度インナーファクト様でレースレポート等のライティングをさせていただくこととなりましたのでどうぞ宜しくお願いいたします。
2021年11月6日~11月7日開催のパワースポーツ主催 OSJ TRAIL RACE SERIES2021 最終戦となるOSJ KAMI100に参戦してきました。

 コロナ渦でUTMFをはじめ各トレイルレースが中止となり、久々のトレイルレースのエントリー!! なので、10年のランニング歴の中で一番の気合の入りようで、UTMF中止後に約9ヵ月間の積み重ねをここで爆発させたい!という気持ちで挑みましたが…激しくOPPにてDNF (;´д`)トホホ

 悔やまれて仕方ないのですが、 傷心言えぬ間ではありますが振り返りたいと思います。

1.OSJ KAMI100ってどんなレース?

 OSJ KAMI100とはパワースポーツ主催のシリーズ戦の最終戦で、2019年までは氷ノ山山系トレイルレース78kmとして開催されていたものが、開催地である兵庫県美方郡香美町ハチ北観光協会の全面協力により約37kmのコースを3周回し、約112km (100kmの部)を走るレースとして新たに生まれ変わった関西地区では少ない100km超のロングトレイルレースです。
同日にトレイルランニングビギナーから参加しやすい37kmの部も開催されました。

【コースマップ】

 コースとしては、ハチ北スキー場をスタート&ゴールとした周回となり、スキー場ならではの急勾配のコンクリート舗装路を登り、砕石舗装の林道からシングルトラックとアップダウンある地形と見晴らしの良い景観に富んだコースで、その各区間でのサーフェスを楽しむことができます。

 約37kmで1周の獲得標高が約2,000mで、約5.7%の勾配を走り続ける負荷率となるのですが、登りは急勾配でゼーハーし、砕石林道ではしっかり走らされ、シングルトラックでは集中しと、飽きさせないコース設定は絶妙だなっと感じました。

 エイドはコース上に、スタートゴール地点、美方高原、兎和野高原が主な大きなエイドとなり、兎和野高原ではオートミールリゾット、スタートゴール地点では1週目はカレー、2週目は但馬牛のコロッケとオニギリ、3週目フィニッシュで牛スジおでんが振舞われ、OSJのシリーズ戦の中ではエイドサポートクオリティーが高いレースであったと思います。
 他に小エイドが数箇所あり、100kmで全8箇所の給水所が配置され、トイレもコース上に5箇所とホントにありがたいコース設定でした。

悲しくも僕は1週目最後から徐々にお腹の具合が急降下して2週目終了後のコロッケもフィニッシュ後の牛筋おでんもいただけなかったのがモーレツに心残りです(´;ω;`)ウッ…

(写真提供 あかべこ様)

スタート時間は100kmが9時、37kmが10時で、100kmでは周回37kmの1周回目は陽も明るいのですが、2周回目の途中からはヘッドライトが必要となり、100kmでは珍しいナイトパートを走る時間が長いのもこのレースの特徴でもあります。

 氷ノ山山系は兵庫県でも有数のツキノワグマの生息個体数が多い山系となりますが、流石にボランティアの方々が分岐やエイドに配置されておられるのと、ランナーも数百人走りますので、気配すら感じることはありませんでした。(;´∀`)ホッ….

 試走を2度しましたが、その時にはススキの藪だったコースや、倒木があったコース上も、当日には綺麗に整備されていて、一気にスピードコースに変貌していて、予想はしていましたが、とんでもない速いペースでの周回となり、流れにまかせて1周回目はほとんどの選手が、予想タイムより早く終了してたように思います。

【レース1週間前の試走動画】

2. U字的 100km トレイルレースへの取組み

 実は100kmを超えるトレイルレース出場は 関西屈指の草レースキャノンボール以外では初出場で、元々は中止となってしまった2021年UTMFの初出場をゲットし、2020年の12月から100マイルレースに向けての身体作りを残りわずかの3ヶ月ほどでやらなければと、その時点で自分に足りないものを一つ一つ拾い上げてできることをやって行こうと、48歳で自己ベストを出したころやっていた心拍管理をした練習を再開してみました。

 以前やっていたころより、より実践的に脂質代謝を高めて、補給を減らし効率のよいサイクルで動き続けられる身体を作りたいと取り組んだのが、マフェトン理論による180公式での心拍管理でした。

 僕の場合は180-年齢(53歳)なので、心拍127bpmがエアロビックシステムを構築するための基本となるエアロビック最大心拍なのですが、マフェトン理論では、
〇 2年以上故障もなくレース参加もできてい る場合は、+5bpm
〇 初心者や故障、病気が治ったばかりの場合等は -10bpm、
〇 風邪などをよくひいたり、怪我を繰り返している人は -5bpm
上記を最大心拍数として管理し、ウォームアップで15分かけてその最大管理心拍まで上げて、クールダウンでも15分かけて走り出す前の心拍位まで落としていくというもので、身体に豊富に蓄えられた脂質をうまくエネルギーとして使える身体にすることで、グリコーゲンの使い過ぎをおさえ、身体への負担を少なくし超長距離に対して最適なエネルギー代謝ができる身体を構築していくというものです。

詳しく知りたい方は 「マフェトン理論で強くなる」単行本もAmazonとかで購入できますのでググってみて下さい。

ベースとなるエアロビックシステムの構築には最低でも4ヵ月くらい必要とされ、その期間でのトレーニングは全てマフェトン理論にそった実施のみで、心拍をむやみに上げるようなペースでのトレーニングは一切禁止、初めは走る歩く止まる繰り返しながらその心拍を厳密に守ってのトレーニングでした。

段階的には、
①エアロビック心拍にすぐ達するので、歩きを入れながらのトレーニング。
②次の段階では気持ちよくジョグする感じで心拍管理できる。
③そして、心拍になれてスピードも上がってくる。
④スピードも慣れてくると、今度はエアロビック心拍までぺースを上げるのがきつくなるといった感じ。

 ベースが出来てくると、この③から④繰り返しで、心拍数をおさえてエネルギー効率を改善しながらベーススピードが上がっていくという、こねこねコツコツが得意な方には是非とお勧めするトレーニング方法です。

この理論に加えて、ファットアダプテーションを取り組むことで自分的にはエネルギー代謝も改善されていき、

月間の走行距離も今年残り2ヶ月ほどを残し4,631km獲得標高は165,528mをこなしていますが、故障というものも無縁で、徐々に走力も向上して行ってるのは、トレーニング方法としては正解だったと感じています。
その他も実践的なものを模索しながらやってますので、それはまた別の機会に書かせていただこうかと思います。

3.U字的KAMI100での失敗を振返る

 いよいよ今回ライティングの本題となる KAMI100での失敗を気は進まないけど自戒を込めて書かせていただきますが、100km超のレースを走られる方は1度は経験したことがあると思うのですが、いわゆるOPP.. 下痢による体調不良ですね..

僕の場合今まで胃を冷やして低体温症に悩まされたことは何度かあったので、今回はランニング用のウェット生地の腹巻、ファイントラックのドライレイヤーにベースには速乾性能の高いウエアを使用することで発汗による汗冷えを極力抑え、ガスター10をレース前に予め服用しておくという徹底ぶりでしたので、まさかOPPに悩まされるとは思ってもいませんでした😱

(当日のウエアリングや補給食等)

 今まで下痢気味になったことはあるにはあるのですが、1度トイレにお籠りすればOK!という感じでしたので、
非常に軽く考えており、下痢止め薬などはいっさい用意していない始末。
それが今回は、1周回目の後半となる兎和野高原をすぎて木の殿堂から林道取合いまでの登り6合目あたりから急にゴロゴロキュ~..とお腹が急降下💦

 それまで周回4時間台ペースだったのをお尻とお腹の具合を調整しながらペースを落とし、林道から瀞川山へのトレイル入口の仮設トイレにまず1回目のお籠り! 

 なんとか人間の尊厳を失うことは逃れ、シングルトラックを登り山頂を超えて林道を走り、ゲレンデの下りを降ってるとまた調子がおかしくなる…な…なんで??
ちょ!どうなってるんや!と思いながら、便意が込み上げたり治まったりしながら、お知り合いとスライドする時は元気をもらい1周回目を5時間06分 なんとかま~十分だと思いながら 何となくお腹も治まったよなので振舞われているカレーをいただき準備してさ~!!っと思ったらまたもや!!お腹とお尻に違和感!!
トイレに駆け込み今度はもう…なんですか・・これ水ですかカレーですか?といった壊れようでした。

ともあれ、この時点ではスッキリしたので、爽やかな気持ち?で2周回目と向かいました。

 お知り合いとも数人お出会いしたのでご挨拶してスタート!スライドしてくる選手の方々とエールを送り合いながら登るのですが、なにこれ 全然力入んないやん!!後からつぎつぎと追いつかれ抜かされて行くけど、ま~いつか復活するわと我慢して登る。

 林道取合い経てシングルトラックに入り 鉢伏山へ上っている急斜面でお友達のNちゃんが追い付いてきたけど、お話しはするけど呼吸もうまくできなくて力も入らない状態で登るのも必死..先に行ってもらうが、とにかく登りでは一切力が出ない状態なので後続の選手の方々にガンガン抜かされて行く..もぅこうなってくると本当にメンタル的にも辛い。

 鉢伏山を越えて下りではエネルギーをあまり使わないので、力抜いて下るので登りで先に行かれた選手に先を譲っていただきながら進む。

 とにかく何か補給しないことにはこの先長いのにヤバイよと思い 口の中にいろいろ補給食をほり込む。
エネルギーになってくれ~って祈りながら進むがこれがまた仇となって帰ってきたのです… ゲレンデからの分岐をトレイルで下っている時にそれは来た!来たぁぁぁぁ!お尻のカラータイマーがピコンピコン激しく鳴り出す!
今度はかなりヤバイ まじヤバイと思いながら必死にお尻をキュッと締めながら、小エイドのあるキャンプ場のトイレに駆け込む!これで3回目の人間の尊厳を保つことができました。

とにかく食べても直ぐにOPP状態でエネルギーがずっと枯渇した状態でした。

 とくにその後もトイレあるごとにお籠り時間となり、下りで抜いた選手にまた前に行かれ、そして見えなくなるという繰り返しにメンタルはボロボロ(´;ω;`)ウゥゥ

 もぅ 後半の登りは力出ないから 何この身体!動かないし 呼吸がキツイし今までで一番の苦しさ(毎回苦しい時はそう思う)で、この身体の仕組み的なことは改めて勉強したいと苦しみながらも考えながら、なんとかだましだましで2周回目を終えた時には廃人状態..

 せっかく振舞まいのコロッケは食べる気のもなれず、オニギリと熱いお茶だけ受け取り椅子に座って様子をみる。

 30分くらいたっただろうか?もぅ無理だなっと感覚的に感じたので、泣く泣くリタイアすることを本部テントで申請してDNF..このレース 今年のターゲットレースとしていたため 言い表せない悔しさが込上げたけど、これ以上無理をしても得るものは少ないだろうし、枯渇状態で2週目を動き続けたことは必ずプラスになったと言い聞かせて、とりあえず思案していた間に冷え切った身体を温めないといけないので、着替えをして今回のレースのためにハチ北温泉が24時間入浴できるので、車で向かい温まることができた。

他のレースでは中々このようなご厚意を受けることは少ないので本当に助かりました!ここで効能のある温泉に入れることが無ければもっとダメージあったかもと思います。🙇

反省点として原因を拾い上げてみると、
①レース前々日と前夜の食事に大盛のラーメンを食べた。
②ジェルをMCT系のもののみとし、あとは固形物にした。
③腹巻を昼間は暑いので下げていた。(冷えてる感覚無し)
④1周回目のスタートから中盤まで心拍がLT心拍以上を推移している時間が長かった。
⑤レース前にカフェイン抜きをして、レース直前に無水カフェインを200mmg摂取した。
⑥ポールを始めから使用していたので、補給のタイミングが悪かったのかも
⑦レース3週間前にキャノンボールで130kmほどのカテゴリーを完走していた。

 大きく考えてこの7つとなりますが、実際どれが一番の原因なのかと今までの経験と補給食の選定等諸々を考えてみると..お友達にも言われたのですが..恥ずかしいけどもしかして…前々日と前日のラーメン??が今までやったことがないことで..いや俺マジアホ?!って今から思えば反省する点です。

(前々日と前日夜の食事)

 他には②の糖質の摂取が少なかったのかとか、⑦の3週間前キャノンボールでの内臓疲労が自覚がない程度で残っていたのかとか諸々ありますが、日ごろ身体を動かす頻度が高いのに、レース前日に油ものや消化にあまり良くないものを食べるのはダメだなと改めて感じました。

 50kmまでのレースだと騙しながらもゴールできるでしょうが、100kmを超えるレースではやっちゃダメですね。そんなに胃腸強くないのにナメてました。
 いくら身体鍛えて走力も上がってても全て台無しになってしまうので、僕のように自分を過信しないで、くれぐれもラーメン大盛でなく せめて うどんの大盛を前日には食べることをお勧めいたします(笑)
そして、日ごろからの腸内環境もですが、レース中の腸内環境を維持できる方法も徹底して試していかねばと思いました。

え!そんなのあたりまえ?! ですよね..ほんとスイマセンとレースに送り出してくれた家族に一番あやまりたいです。(;´д`)トホホ

この経験を踏まえて、中々正解にはたどり着くのは難しいですが、模索しながらこれだというものを見つけたいと思いますので、それもまたライティング出来たらと思います。

4. レース使用ウェアリングレビュー(クーポンコードあり)

 最後に今回からライティングを書かせていただけているインナーファクト様のオリジナル商品をレースでも使用していますのでレビューをさせていただきます。
KAMI100で使用したものは以下です。※クーポンコードあり
 ①ラミーソックス
 ②メンズ用シームレスインナーパンツ
 ③カーフウォーマー

【ラミーソックス】
何れもインナーファクトのオリジナル商品なのですが、ラミーソックスについては数年前からレースでも普段の練習でも愛用していまして、ラミー繊維の特徴なのでしょうか、荒天で泥濘が多いとかバッドコンディションでの足元の快適さを保証してくれるソックスには このソックス以外無いと思っています。

とにかく長い時間履いて走ることで足裏の蒸れによる皮膚がふやけて裂けるというようなことは皆無で、ドライな環境を保ってくれますし、濡れた状態で剛性が増すのかとにかく丈夫な作りです。

種類としては ラウンドタイプ、5本指タイプ、足袋型タイプのとありますが、僕は主に足袋型を愛用しています。
五本指もいいのですが、指一本一本覆われているよりも 日本古来の足袋型がやはり動きの自由度も高く母指球も使いやすく、あとの4本の指を一体化するようにも使えることがその理由です。

欲を言えば 全体的に丈夫な繊維なのですが親指の先がどうしても破れやすいのでそこだけ穴が開いたところを縫いながら使用しているのでそこの縫い目部分の補強なりができればもっと良いかなとも思いますが、今のところ、このソックスに勝るものは出会っていないのでまだ未体験の方は是非使用されてみることをお勧め致します。

https://shop.inner-fact.co.jp/?mode=cate&cbid=2431131&csid=0

※クーポンコード:w-2021-02
対象商品:ラミーソックス:シームレスインナーパンツ:カーフウォーマー
割引率:10% 使用期限:2022年2月15日

【メンズ用シームレスインナーパンツ】
このインナーパンツ 履き心地と悪天候でも本当に擦れで痛くなるということがありませんね! シームレス加工で擦れやすい股下や太腿部分の縫い目が無いのと、ウエスト部分も折り返しのシーム加工なのですこぶる快適です。

この作りによってなのか 得てしてそうなったのしょうか?股間部分がメンズの大切なものが収まる袋状の形態になっており 巷で股間が強烈に強調されると話題になったとかならなかったとか..(笑)

股間部分はさておき、超絶に軽量でどんなコンディションでも快適に履けるインナーパンツで、他には類を見ない高性能なのに低価格なので声を大にしてお勧め致します。
僕が身長169.8cm 体重53kgでLサイズでもMサイズでも履けますがLサイズがロングレースには使ってみて良いかなっと思いました。

見せるものでは無いので 実際 女性でも使用してみるとかなり良いのではないでしょうか。

https://shop.inner-fact.co.jp/?pid=161462257

※クーポンコード:w-2021-02
対象商品:ラミーソックス:シームレスインナーパンツ:カーフウォーマー  
割引率:10% 使用期限:2022年2月15日

【カーフウォーマー】
もう廃盤となっていて残り少なくなっているですが、最後にお勧めするのがカーフウォーマーです。
これからの季節 トレーニングでもレースでも寒いコンディションが多くなりますので、冬でも半パンで行くぜ!
というようなランナーの方には是非!使用繊維も締め付けも少なくそれでいてサポートもしてくれる丁度いい塩梅と僕は感じています。コンプレッションカーフとかでなんだか違和感がある方はこのカーフウォーマーならお洒落でいて快適な秋冬のトレイルを楽しませてくれるアイテムかと思います。残りわずかですので早い者勝ちですね(笑)

https://shop.inner-fact.co.jp/?pid=139054392

※クーポンコード:w-2021-02
対象商品:ラミーソックス:シームレスインナーパンツ:カーフウォーマー
割引率:10% 使用期限:2022年2月15日



U字 (KanariAnnYuji)U字 (KanariAnnYuji)

U字 (KanariAnnYuji)

PUNK世代の53歳 アラフィフ トレイルランナー 43歳から健康のためにランニングを始めてロードフルマラソンからウルトラマラソンからトレイルランニングと あるあるな流れで今に至ります(笑) 100マイルトレイルレースを一生涯楽しめるよう、自己研磨に山を走り狂う日々をおくっております。

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