instinct EKLIPSE 12L 仕様説明

instinctの仕様説明シリーズ今回はEKLIPSE 12リットルの解説です。
一つ小さいサイズのX 10リットルからメイン荷室が付き、ウルトラトレイルでもグッと使いやすくなりましたが、今回のはEKLIPSE 12リットルはさらにメイン荷室が大きくなり、ポケット数も増えました。

荷物の多い方や、ポケット毎に荷物をしっかり管理したい方、必携品のレギュレーションが厳しかったり真冬のレースで防寒着など荷物が多くなるシチュエーションでEKLIPSE 12リットルは最適だと思います。

代表的な使い方をご説明していきますので参考にしてみてください。

ワンズ小さいX 10リットルと、ワンサイズ大きいX8 18リットルの記事も載せておきますので比較したい方は参考にされてください。

フロントボトルポケット

一番使用頻度の高いフロントのボトルポケットから解説していきます。
このポケットには500〜600mlくらいのボトルやソフトフラスコが収納できるようになっています。

ハードボトルとソフトフラスコを入れてみます。
ハードボトルは愛用者の多いオスプレイのボトルを入れましたがジャストサイズです。
同様の太さのフラスコも問題なく収容できますね。
X 10リットルと比較して、ポケットの深さが若干深くなっています。

対してサロモンなどによくある細長めのソフトフラスコだと頭が飛び出てしましますが、X 10リットルほど飛び出していない印象です。

平置きするとこんな感じです。

いずれもポケットの幅が広めなのでドローコードをしっかり絞って揺れないようにしておきましょう。
特に細長いフラスコを入れる場合はドローコードの絞ったあまり部分をフラスコのキャップの窪みなどに引っ掛けておかないとフラスコが暴れてしまいます。

ちなみに寒い時期であまり汗をかかないなどでボトル一本しか使わないという場合は、片方にスマホも余裕で収納できます。
iPhone13 Pro Maxも収納できるのでほぼほぼのスマホは収納できるかと。

フロントボトル下ポケット

まず、ポケットの左下は縦方向に2つのポケットがあります。

上のポケットには更に内側にマジックテープ付きのポケットとループのコードがあります。

ループに車の鍵を通してそのままマジックテープのポケットに入れたら安心かなと思います。
もしくはシェルのゴミとか入れるてもありますが、毎回マジックテープを開けるのも手間なのでレース中にアクセスしないものを入れた方が良さそうです。

上下どちらかにジェルやバーなどの補給食を入れて、どちらかにそのゴミを入れる。
スマホや折りたたんでジップロックなどに入れた紙地図を入れる。

などなど、使い方は様々ですがスマホを入れてみるとこんな感じになります。

画像ではiPhone13にケースをつけた状態で収納してみてます。
上側は深さはちょうど良いですが、下側は頭が飛び出るのでスマホを入れるなら上側ですね。

ドローコードやファスナーはついていないので細身の人で荷物をあんまり入れていない状態だとスマホが飛び出すこともありそうです。

ただ、ボトルを入れるといい感じに蓋をしてくれる様にポケットの上にかぶさってくるので落ちることはまず無いと思います。

スマホをポケットに入れる際は画面は外側に向けて収納する様にしましょう。
内側に収納すると汗で画面が反応し、カメラやライトが勝手に反応して誤作動を起こし、思わぬバッテリー消費につながってしまいます。
滝汗をかく時期はなるべくジップロックなどの防水ケースに入れた方が安心です。

右下のポケットは上部からと側面からとアクセスできるポケットがそれぞれ1個ずつの合計2個ついています。

縦方向に入るポケットは左側のポケットと場所は同じですが、こちらにはマジックテープ付きのポケットやコードフックはついていないです。
X 10リットルまでは若干深さが浅かったですが、EKLIPSE 12リットルはポケットの深さが左側のポケットと同じくらいになったのでiPhone13 Proも収納出来ます。

ファスナー付きの方はさらに小さめなのでスマホはもちろん無理。
落としたら困る車の鍵などを入れるか、頻繁にアクセスしない貴重品などを入れておくと良いかなと思います。

フロントボトル上ポケット

ボトルポケットの上の両サイドにファスナー付きの小さめなポケットがついています。
X 10リットル以下のサイズは全て右上に一箇所しかポケットはついていませんでしたが、EKLIPSE 12リットルには両サイド2箇所にポケットがついています。

右上の黄色いメッシュ歩ジェットの方には中にホイッスルが標準装備されています。

このポケットにはジェルなどの補給食も入れられますが、GPS端末のIBUKIがシンデレラフィット。
個人契約で携帯している人はもちろん、西日本の大会では選手の位置補足用に受付時に配られることも多いので、IBUKIがスポッと納まるのは嬉しいです。

バックポケット上部

黄色い部分がメッシュポケットになっており、レインウェアなどを収納できます。

X 10リットルまではこのポケットには荷物脱落予防のフックがついていたのですが、EKLIPSE 12リットルにはついていないのでメッシュポケット右上隅のドローコードでポケットを絞って荷物が落ちるのを予防する必要があります。

次に、ハイドレーション用のポケットですが、EKLIPSE 12リットルには止水ファスナーがついており、収納物が濡れないような加工が施されています。

深さは30cm弱、横幅は手をめいっぱい広げたくらいの幅があります。
X 10リットルまでのサイズは全てメッシュ生地でしたが、EKLIPSE 12リットルは防水素材になっており雨や背中の汗などで収納物が濡れないようになっています。
反面、熱の逃げにくさもあると思いますので、暑い時期のレースで使用を検討する場合は事前にフィールドテストをした方が良いでしょう。

もちろんハイドレーションを固定させるベルクロも標準装備されています。

ただ、このベルクロを縫い合わせている根本の部分の縫製が少し弱い気がするので、事前に確認して甘さを感じるようでしたら縫い増しして補強しておいた方が安心かと思います。

バックポケット下部

黄色のメッシュ部分が両サイドからアクセスできるポケットがついているのですが、実は手前とその奥に2箇所ポケットがついています。
少しわかりにくいので一つずつ説明します。

まずはわかりやすい手前のポケットです。

この部分はポケット開口部が広くアクセスしやすいので、レインウェアなども入れやすいと思います。

開口部が広い分ポケット面積が広く収納物が動きやすいので、必要に応じて中央にあるドローコードでしっかり固定する必要があります。

このドローコード部分はマットなども携帯できるので、ステージ制のレースや途中山中で仮眠をとるような場合はこのような使い方もできますが、支点が中央にしかないので固定の際のバランスと締め付け具合はしっかり確認しましょう。

次に少しわかりにくい、奥側のメッシュポケットで写真赤丸部分からアクセスできるU字型のポケットになります。

拡大するとこんな感じで、貫通しているポケットです。

U字型になっているので収納物が落ちにくいので、ヘッドライトなどを収納しておくと使いやすいのではと思います。

バックポケットメイン荷室

EKLIPSE 12リットルには左側に開く大きなメイン荷室があります。
ファスナーは止水ファスナーで、蓋面外側の生地と内側の生地全体も防水素材なので荷室内が濡れてしまうことはなかなか無いと思います。
蓋側には上下に分かれたポケットがマジックテープ付きで装備。

荷室側には上下にポケットが分かれており、上側はマジックテープ付きのポケットがついており、下側はマジックテープ無しのポケットが装備。

ポケットには厚みがないので小物収納といった感じで、防寒着系のウェアなどを収納する場合はそのまま荷室に入れた方が良いでしょう。
荷室自体の厚みと大きさは結構あるので、必携品のレギュレーションが厳しかったり、冬場で防寒着が必要な100mileレースくらいの距離でしたらこのサイズを選んでおけば「入らない!」ということは無いでしょう。

ポール固定

ポールの固定方法は3通りです。

まずはフロント両サイドに固定する方法です。
ボトルポケットの両サイドと両左右の下部ポケット側面にドローコードがついているので、それぞれポールを通して装着します。

ポールを通したらドローコードをしっかり引いて固定しておきましょう。

次に背面の下部に取り付ける方法。

黄色メッシュポケットの下の方の両サイドにドローコードがあるので、それぞれにポールを通します。
ポールを通したらドーローコードをしっかり引いて固定。
中央のドローコードには通さないように注意。

最後に背面の両サイドに取り付けられます。

背面の上部メッシュポケットの部分のドローコードと、下部のポールホルダー用のドローコードを使用します。
下部のドローコードはドローコードに黒いビーズのような球が付いているので、その球をドローコードのちょうど真ん中くらいに配置します。

そうするとドローコードの上下に輪っかができるのでその部分にポールを通し、ドローコードしっかり絞って固定します。

サイズ調整

サイズ調整は2箇所で行います。
まずは下記写真のようにフロントのベルトにて締め具合と高さが調整できます。

次に下記写真の様に両側面のドローコードで調整するのですが、赤丸部分がサイズ調整用のドローコードになります。
ポールを固定するドローコードと場所が近いので、注意して見てください

EKLIPSE 12リットルにおすすめの距離

EKLIPSE 12リットルは真冬や、必携品のレギュレーションが厳しい100mileで使いやすいサイズかと思います。
ポケットの数も多く選手独自の使い方が出来るシリーズになるので、比較的荷物の多い方やウルトラトレイルメインの方には一個持っておくと非常に使い勝手がいいザックなのではと。

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