instinct X 10L 仕様説明

instinctの仕様説明シリーズ今回はX 10リットルの解説です。
AMBITION 4.5リットルとEVOLUTION 7リットルは比較的小さめの容量で、ポケット数も少なくミニムルな作りでしたが、X 10リットルからはポケットの数が増え幅広い使い方が出来るサイズです。

代表的な使い方をご説明していきますので参考にしてみてください。
ワンサイズ小さいEVOLUTION 7リットルとワンサイズ大きいEKLIPSE 12リットルの記事も載せておきます。

フロントボトルポケット

一番使用頻度の高いフロントのボトルポケットから解説していきます。
このポケットには500〜600mlくらいのボトルやソフトフラスコが収納できるようになっています。

ハードボトルとソフトフラスコを入れてみます。
ハードボトルは愛用者の多いオスプレイのボトルを入れましたがジャストサイズです。
同様の太さのフラスコも問題なく収容できますね。

対してサロモンなどによくある細長めのソフトフラスコだと頭が飛び出てしまします。

平置きするとこんな感じです。

いずれもポケットの幅が広めなのでドローコードをしっかり絞って揺れないようにしておきましょう。
特に細長いフラスコを入れる場合はドローコードの絞ったあまり部分をフラスコのキャップの窪みなどに引っ掛けておかないとフラスコが暴れてしまいます。

ちなみにショートレースでボトル一本しか使わないという場合は、片方にスマホも余裕で収納できます。
iPhone13 Pro Maxも収納できるのでほぼほぼのスマホは収納できるかと。

フロントボトル下ポケット

ボトル下ポケットは左右どちらも同じ構造です。
上からアクセスできるポケットと、横からアクセスできるファスナー付きポケットがそれぞれ付いています。

上側のポケットはスマホが入る大きさなので左右いずれかの上側のポケットはスマホを入れるポケットになるかと思います。
上側のポケットはドローコードや、ファスナーはないのでスマホが飛び出てしまいそうですが、ボトルポケットにボトルをいれるとちょうど蓋をしてくれるような配置になるので、スマホが飛び出る心配は無くなります。

スマホをポケットに入れる際は画面は外側に向けて収納する様にしましょう。
内側に収納すると汗で画面が反応し、カメラやライトが勝手に反応して誤作動を起こし、思わぬバッテリー消費につながってしまいます。
滝汗をかく時期はなるべくジップロックなどの防水ケースに入れた方が安心です。

横からアクセスできるファスナー付きのポケットは横幅が狭くスマホは入りませんので、車の鍵や貴重品、補給食のゴミなど落としては困るものなどを収納しておくと良いと思います。

フロントボトル上ポケット

ボトルポケットの右上に小さなポケットがついており、その中にはホイッスルが装備されています。
AMBITION 4.5リットルとEVOLUTION 7リットルはこのポケットにファスナーはついていませんでしたが、X 10リットルからはファスナーがついてポケット容量も増えました。

このポケットにはジェルなどの補給食も入れられますが、GPS端末のIBUKIがシンデレラフィット。
個人契約で携帯している人はもちろん、西日本の大会では選手の位置補足用に受付時に配られることも多いので、IBUKIがスポッと納まるのは嬉しいです。

バックポケット上部

背面の上側の黄色部分ポケットは2つあるのでそれぞれ解説していきます。
まずは黄色い部分手前の浅いネットポケット。

こちらは主にレインウェアやウィンドシェルを入れて頂くポケットになります。

下の写真のようにバックルのオスメスとフックがついています。
黄色のネットポケット部分にウェアを入れて、メスのバックルをフックに通してオスのバックルと結合させてウェアをポケットから飛び出さないように固定します。
バックルを通さなくても、ドローコードを引くだけでも固定できます。

次に、ハイドレーション用の黒いメッシュ側のポケット。
深さは30cm弱、横幅は手をめいっぱい広げたくらいの幅があります。

ハイドレーションを固定するベルクロも付属しています。

ただ、このベルクロを縫い合わせている根本の部分の縫製が少し弱い気がするので、事前に確認して甘さを感じるようでしたら縫い増しして補強しておいた方が安心かと思います。

バックポケット下部

バックポッケットの下部は「instinct」の文字部分の黒いメッシュポケットと、その後ろの黄色のメッシュポケットの2つあります。
上から荷物を出し入れでき、レインウェアやキャップやバフなど出し入れの頻度が多く想定されるものを収納しておくと良いかと思います。

ただ、アクセスするには肩甲骨の広い可動域が必要になるので、腕や肩周りが硬い人はザックをお下ろさずのアクセスは難しいでしょう。

バックポケットメイン荷室

上記写真の赤枠部分に大きなメインポケットが付いております。
この部分にポケットがあるのはX 10リットル以上からで、AMBITION 4.5リットルとEVOLUTION 7リットルにはメイン荷室はありません。

ファスナーが大きく開き荷物の収納がしやすいポケットで、深さはザックのそこまで続いています。
なお、中に小分けできるポケットはついておらずひとつの大きな荷室といった感じです。

厚みもある荷室になるので大きめのエマージェンシーキットを入れても窮屈さを感じさせません。

ポール固定

ポールの固定方法は3通りです。

まずはフロント両サイドに固定する方法です。
ボトルポケットの両サイドと両左右の下部ポケット側面にドローコードがついているので、それぞれポールを通して装着します。

ポールを通したらドローコードをしっかり引いて固定しておきましょう。

次に背面の下部に取り付ける方法。

「instinct」の文字の両サイドにドローコードがあるので、それぞれにポールを通します。
ポールを通したらドーローコードをしっかり引いて固定。

最後に背面の両サイドに取り付けられます。

背面の上部メッシュポケットの部分のドローコードと、下部のポールホルダー用のドローコードを使用します。
下部のドローコードはドローコードに黒いビーズのような球が付いているので、その球をドローコードのちょうど真ん中くらいに配置します。

そうするとドローコードの上下に輪っかができるのでその部分にポールを通し、ドローコードしっかり絞って固定します。

サイズ調整方法

サイズ調整は2箇所で行います。
まずは下記写真のようにフロントのベルトにて締め具合と高さが調整できます。

次に下記写真の様に両側面のドローコードで調整するのですが、赤丸部分がサイズ調整用のドローコードになります。
ポールを固定するドローコードと場所が近いので、注意して見てください。

instinct X 10Lにおすすめの距離

このサイズで使いやすいのはミドルレース〜100mileのウルトラトレイルがおすすめです。
上記写真は40kmのレースでしたがかなり余裕があるので、40kmでしたらEVOLUTION 7Lくらいが使いやすいでしょう。

ロングレースになると必携品のレギュレーションの厳しさや季節によっては防寒着など必要になり荷物量は大きく変わります。
ただ、ほぼほぼのレースでしたら対応できる容量があるので非常に使いやすいサイズではないでしょうか。

instinctのレンタルサービスも開始しましたので、使ってみたい方はお気軽にご連絡ください。
レンタル料金は3,300円ですが、購入前提の方は返却後に3,300円分のクーポンを発行するので実質無料でお試し頂けます♪

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INNER-FACT 代表INNER-FACT 代表

INNER-FACT 代表

INNER-FACT代表の首藤(シュトウ)。 一部関西ではくびふじと呼ばれます。 基本的にはトレイルやランはソロでしかやらず、イベントや大会ではエイドなどスタッフ側で参加しています。

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