はじめまして。
インナーファクトブロガーとしてブログを書かせていただくことになりました船山です!
早速ですが、2021年11月14日に開催された日光国立公園マウンテンランニング、ロングコースに出場してきました〜!
結果からいいますと…
ロングコース 57km
5時間13分32秒
総合11位!!年代別1位!!!

はい天才!
僕の走力から考えると上出来の結果ですが、ロングレースは走力以外の要素も多いのでしっかり準備すれば走力以上の結果を出すことができると思っています。
それでは日光国立公園マウンテンランニング大会を振り返りを書いていこうと思います!
そもそも日光国立公園マウンテンランニング大会って
トレランなの?ウルトラマラソンなの?
はい。僕はトレイルの大会だと思ってロングにエントリーしました。

後日、コースマップを眺めるていると…
57km中18kmがトレイル。トレイル率30%。
え!?ウルトラマラソンやんけ!
ITJとかスパトレイルとかそんな感じだと思ってエントリーしたのに〜。
さらにコースマップをじっくり見ると…
ロングコース 57km 累積標高約1450m
ミドルコース 34km 累積標高約1800m
ショートコース 14km 累積標高約800m
いやいやいや。ロングよりミドルのが累積標高多いじゃないか〜!!!
そう、日光国立公園マウンテンランニング大会はちょっと変わっているんですよ。
ロングはトレイルとロードのミックスのウルトラマラソン。
ミドルはしっかりトレイルで、こっちが主要種目っぽいです。
ちなみに大会会場は、世界遺産、日光の社寺 東照宮の表参道。駅からも近いですし、バスなど交通の便もいいので公共交通機関での参加でもまったく問題ありません。
日光 ロングコースの装備

・ウェア
Teton Bros. ティートンブロス|ELV1000 Non Sleeve Tee
T8 ティーエイト| Men’s Sherpa Shorts
・レインウェア
THE NORTH FACE ザノースフェイス| ストライクトレイルフーディ
・ザック
SALOMON サロモン| ADV SKIN 12
・シューズ
NEW BALANCE ニューバランス| FuelCell RC Elite
・キャップ
PATAGONIA パタゴニア| ダックビル トラッカーハット
装備はこんな感じです。
ウェア、ザック類はいつもの定番装備なので特筆することはありませんが、シューズはトレイルシューズと迷いましたがロードシューズにしました!
NIKEのヴェイパーフライと迷いましたが、より安定感がありグリップしそうなNBのFuelCell RC Eliteをチョイスしました!
日光 ロングコース攻略の作戦
今回の作戦は…
・ロードシューズで走る
・前半はひたすら我慢
・最初のエイドはスルーする
ロードシューズで走る
これは前項で書いた通り、トレイル率が少ないのでロードシューズで充分と判断しました。
周りの選手はトレイルシューズの人が多かったですが、結果的にロードシューズで全く問題ありませんでした。
前半はひたすら我慢
日光のロングコースは35km地点までひたすら登り。
いろは坂は、今はなき日光ウルトラマラソンで走ったことがありますがめちゃくちゃキツかったのを覚えています笑
登りが苦手な自分としては前半で潰れかねないので、前半温存、後半の下り勝負の方がパフォーマンスを発揮しやすいと思いました!
最初のエイドはスルーする
ロードのレースで気温も涼しいこともあり、必携装備の水1リットルあればエイドは使わなくても大丈夫だと判断しました。
あと、単純にエイドスルーするのってカッコ良くないですか!?完全にUTMFのDVDの影響ですが笑

おもな作戦はこんなところで、あとは出たところ勝負です。ロードのウルトラマラソンとトレイルの下りには自信があるので落ちてきた選手を一人一人拾っていけば自ずと結果はついてくるはず!
ちなみに仲間との遠征だったので前日は1.5リットルくらいお酒を飲みました。笑
レースももちろんですが、前日から全力で楽しむことをモットーにしています。
日光 ロングコースレース編
AM3時起床。日頃の鍛錬のせいか二日酔いの感じはなし。
せかせか準備してスタート1時間前に会場入りします。
さあ、いよいよ本番。
レインウェアを羽織っていても寒いですが、スタートセレモニーが終盤に近づくにつれて、レースモードに入るべくレインウェアを脱いでスタートに備えます。

張り詰めた会場の雰囲気の中で、刺すような寒さと10秒前のカウントダウンが僕の心拍数を押し上げます。
…3、2、1、スタート〜!
号砲とともに意を決して開幕ダッシュ。
オールスポーツのカメラを意識した位置どりを確保します。
そこから徐々にペースを落ち着かせ、日光東照宮の敷地を抜けたところ辺りで適正ペースに戻し、トップから2〜30番目前後を走ります。
いろは坂を登り終えるまでは楽なペースを心がけて、ゆっくり着実に登ります。
数年前、日光ウルトラマラソンでいろは坂を走った時は永遠に続くような長さに感じましたが、今日はスイスイ進めて調子は良さそう!

第1エイドは予定通りスルー。
どの大会にもいる順位教えてくれるおじさんから19位と教えてもらう。
思いのほか順位が良い!!
30km超えた辺りでお尻の外側に違和感が…
徐々にその違和感が痛みとなって襲ってくる。
登りはあと5km…
よし!歩こう!
35kmずっと登りを走り切るなんてリームー(無理)ですよ!
歩いて走ってを繰り返してピークの標高1800m地点を目指すことに作戦変更!
ただ筋肉の痛みはどんどん強くなっていきます。
もうダメぽ…
無意識に弱音が漏れる…
ギリギリのところでバランスを保っていた天秤が徐々に傾きかけてきた時、誰かが僕の心に直接語りかけてきました。
誰か「勝利を捨てても長生きはしたいか?」
僕「…!?」
誰か「勝利を捨てても長生きはしたいか?」
僕「否!!今日の勝利の為なら明日はいらない!」
僕は禁忌を侵し、ロキソニンを服用しました。
麻薬の効果は覿面(てきめん)、一気にギアを上げて登りを攻略するといよいよ極上のダウンヒル!
麻薬で覚醒した僕の前に敵はいません。
この区間で何人抜いたでしょうか。誰一人、僕についてくることのできる選手はいません。
マリオでいうスターをとった状態です。(滑落したら死ぬ)
さあ、残りは15km。
ここまでくれば大きく崩れることはないでしょう。それでも紛れを起こさないように慎重に進みます。
林道を抜けると最後のエイド。
ここもリズムを崩したくないので華麗にスルー。結果的に全エイドスルーしました。笑
ロードに出て残りは5km。
ここまでくれば大丈夫!搾りカスも残さないように一気にペースアップ。
徐々に増えてくる観光客の賑わいがゴールが近づいていることを告げてくれます。後ろから追い上げてくる選手はいません。
日光東照宮の境内に差し掛かるところでようやくスタッフの誘導があります。

境内に入ってからゴールまではほんの少しのはずなのに長く長〜く感じます。
スタッフの誘導に従い右に曲がった瞬間、唐突にゴールゲートが出てきました!
レースの余韻に浸る間もなくゴールゲートが出てきたものだから、旅の終わりは呆気ないものでした。
これにて57km、5時間13分の旅は終了です。
最後に、林道を抜けたあとのロードはマーキングが薄いのでコースマップちゃんと見ておかないとロストするかもしれません。
1位の選手も2kmほどロストしたとか。
これを書いている今は日光の疲れもとれ、次なる目標に向けて練習を再開しています!
それでは、次回のレースレポートをお楽しみに!
長文、お付き合いありがとうございました。
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