
こんにちは、だーまえです。
今回は先日参加してきた「中央アルプス・スカイラインジャパン」について、書かせてもらいました。
テーマは2つ。
①日本トレイルランニンググランプリシリーズの紹介と、
②出場した38km部門のコース・エイド・攻略情報
上記を中心にご紹介します!
目次
第1部:日本トレイルランニンググランプリシリーズとは
シリーズ概要
今年に入ってかなり話題になったシリーズ戦なので、ご存知の方も多いかもしれません。日本トレイルランニンググランプリシリーズは、今回出場した中央アルプス・スカイラインジャパン(38km)を第一戦に、野沢温泉(37km)、白馬国際クラシック(29km)と続く全3戦のシリーズです。

https://www.nippon-trgp-series.com
各レースの合計ポイントで年間王者を争う形式で、いずれも38km前後というミドル〜ショートディスタンスに設定されているのが特徴です。日本のトレイルシーンではどうしても100km超・百マイル級のロングレンジに注目が集まりがちでしたが、海外で人気の高い40〜50kmクラスのレースに倣って、賞金という形でこの距離のレースを盛り上げようとする狙いがあるのかなと感じています。
賞金総額1000万円という規模感

そして何より驚くのが賞金総額1000万円という規模です。内訳としては、シリーズチャンピオン(男女それぞれ)に300万円。シリーズ全体の年間ランキングでは1位300万、2位75万、3位35万、4位15万、5位10万、6位5万という金額が用意されています。さらに各レースごとにも1位10万、2位6万、3位4万円(男女それぞれ)が授与される仕組みです。日本のトレイルレースで賞金がもらえる大会自体まだ多くはないので、これはかなり大きな意味を持つ取り組みだと思います。



まさに”天下一武道会”な参加メンバー
そしてこのシリーズを語る上で外せないのが、参加選手の豪華さです。今回の38km部門だけでも、国内トップクラスの男女選手がずらりとエントリー。公式インスタグラムでも「トレイルランナーの天下一舞踏会」と表現されていましたが、まさにその通りの顔ぶれでした。

普段はロングレンジの選手とショートレンジの選手が同じレースで顔を合わせる機会はほとんどありません。強いて言えばハセツネやITJくらいのレベル感でしょうか。それがこのシリーズでは、賞金というインセンティブも相まって、実力者たちが一堂に会するレースになっているのが本当に面白いところです。競技志向の強い、非常にコンペティティブなシリーズになったなと感じています。
詳しくは公式サイトをご覧ください♪
https://www.nippon-trgp-series.com
第2部:中央アルプス・スカイラインジャパン38km レースレポート&攻略情報
中央アルプススカイラインジャパン 大会概要(まとめ)
開催カテゴリー
- CASJ 90k(距離86.7km/上昇+5,285m/下降-5,266m)
- CASJ 90k Pair(同上/2名1組)
- NIPPON TRGP CENTRAL ALPS 38k(距離37.5km/上昇+2,571m/下降-2,597m)
- ハイランド 20k(距離21.0km/上昇+1,245m/下降-1,242m)
- こまかっぱ 10k(距離10.2km/上昇+628m/下降-636m)
- みやさん 4k(距離4.0km/上昇+86m/下降-85m)
- みやさん 4k ファミリーチャレンジ(同上/大人+子供2名1組)
開催日
2026年7月4日(土)〜5日(日)
開催場所
長野県駒ヶ根市/伊那市/宮田村
会場:駒ヶ根ファーム
必携品(38kのみ抜粋)
必須携行品
- ①携帯電話(エントリーの際に番号を届け出た携帯電話)
- ※バッテリー残量が十分で使用できる状態であること。
- ②配布されるゼッケン(必ず前から番号が見えるように装着すること)
- ③ランナーズICチップ(ゼッケンに付属)
推奨携行品
- ドリンク(1,000ml以上)
- 縫製部分に止水加工のある防水透湿ジャケットとパンツ
- エマージェンシーシート
- 熊鈴
- コースマップ(大会HPからDLし携帯する必要あり)
- マイカップ
- 救急用具
- 携行食
- ホイッスル
38kに関する特記事項
- NIPPON TRAIL RUNNING GRAND PRIX SERIESのRound 1対象レース(このシリーズは日本国内初の賞金総額1,000万円をかけたシリーズ戦)
- 参加資格:高校生以上、距離30km以上・累積標高2,000m以上のトレイルを無理なく走破できる方、コースと同等の2,000m級以上の登山経験を有する方
- 付与ポイント:iTRA 2
- エイドステーション:池山林道終点/菅の台/宮田高原の3箇所
- シリーズ対象レースのため、競技終了後にログデータの提出を求められる場合あり
- 定員:500名
ざっくりとした概要ですが上記のとおりです。
特筆すべきは必携品が実質、携帯電話のみという点!
このレースの競技志向の高さを感じますし、参加者のリテラシーが試されているのかなと。
本来自分で考え持つべき装備ですので、この取り組みは今後他のレースにも波及していくと面白いなと感じました。
スタート前のチップス:虫よけスプレーは必須!!

まず皆さんに一番お伝えしたいチップスがこれです。スタート地点(駒ヶ池周辺)は早朝、ブヨが大量発生します。 立ち止まっていられないレベルで襲ってきますので、虫よけスプレーは必ず持参してください。長袖・長ズボンをサポートの方に預けられればベストですが、それが難しければ少し離れた場所で待機するのがおすすめです。自分も結局3〜4箇所刺されました。
ちなみにゲート近くに人が少ない時には刺され放題なのですが、周りに人が増えてくると刺されにくくなりますw
今回でいえば6時15分以降は、だいぶマシになりました。

コースレイアウト:非常にわかりやすい2アップダウン構成

38kmのコースは、1000m級の登り→大きな下り→もう一度1000m級の登り→大きな下りという、非常にシンプルでわかりやすい設計になっています。
先に南側のループを時計回りにまわって、その後北側のループを時計回りに進むコース。
- 1つ目の登り:傾斜がややきつめ。序盤の入りとして飛ばしすぎないよう抑えるのが吉!
斜度もキツく、パワーウォークでなければ登れない斜度が連続します。


- 1つ目の下り:比較的走りやすく、テクニカルな箇所は少なめ。前半はトレイルの下り、後半は林道という構成。
前日に雨が降った後でしたが、そこまで滑ることなく走れる件という印象です。



- 2つ目の登り:1つ目に比べて傾斜が緩め。トップ選手は全て走って登られたとのこと。。。
頑張れば走れるレベルなので、ここで前半に脚を使いすぎた選手を拾えるかどうかが順位を分けるポイントになります。
今回は涼しかったので水は1Lあれば十分でしたが、気温が高い場合にはこの区間で水切れする方も出てくるかもしれません。その日の天候を考慮して水分を保つことをお勧めします。

- 2つ目の下り:滑りやすい箇所もあるため、ケガをしないことを最優先にしつつスピードを出していく形が良さそうです。下り始めは細かいつづら折りの連続で、足元も不安定な場所が多いです。
斜度もきつめなので思ったよりもスピードが出にくいです。
林道まで出ればあとはロードと遊歩道でフィニッシュへ。が、意外と長いので気を抜かないようにw

以上のようなコースです。
フィニッシュ地点は人が多く滞留しており、終了後レースの振り返りをしながら知人と談笑できるとてもいい雰囲気でした。
グランプリシリーズの初戦ということもあり本当は表彰式まで見たかったですが、その日のうちに広島へ帰らねばならず断念。。。
男女ともに非常にレベルの高いレースになったことは確か!
次戦の野沢温泉でどのような展開になるのか楽しみです。

エイドステーション情報
道中のエイドは水分・補給食ともに充実していました。おにぎり、麦茶、コーラ、オレンジ、バームクーヘンなどが用意されており、最後のエイドでは湯豆腐のような温かい提供もあったようです。
(レースに必死でご当地メニューをいただけなかったことが悔やまれます。。。)
エイドステーションメニュー
AID基本メニュー
🍌バナナ / 🍊オレンジ / 🍘スナック菓子 | 💧水 / スポーツドリンク / コーラ / 麦茶
池山林道終点AID(11.2km地点)
- AID基本メニュー
- 定番”魚肉ソーセージ”
- クエン酸サイクルが決めて”MEDALIST”
森と水のアウトドア体験広場(17.3km地点)
- AID基本メニュー
- 味自慢”おにぎり”
宮田城址WS(22.7km地点)※二つ目の山の入り口
- 💧水のみ
宮田高原AID(28.3km地点)
- AID基本メニュー
- 宮田村産の豆腐”宮田豆腐”
- 信州と言えば”蕎麦”
- 美味しい栄養補給”MANABAR”
- クエン酸サイクルが決めて”MEDALIST”
レース展開と攻略のポイント
序盤はロードでの渋滞を避けられる程度の位置をキープしつつ、最初の登りは完全にパワーウォークで心拍を上げすぎないことを意識。ポールを使っている選手は全体の2割ほどで、上位選手の中には肩甲骨や体重移動を活かした美しいポールワークをする選手もいて、非常に参考になりました。
2つ目の登りに入ると、前半飛ばしすぎた選手のペースが落ちてくる場面が増えるので、ここで脚を温存しておくと後半の追い上げがしやすくなります。ラスト付近の平坦〜緩い登り返しは想像以上に脚に来るので、最後まで足を残す配分がこのコース攻略の鍵だと感じました。
結果

4時間48分50秒、総合17位という結果でした。目標にしていた5時間切りは達成でき、その日出せる自分の一番のパフォーマンスは出せたのではないかと思っています。
何よりこれだけの選手が揃う環境で一緒に走れたことはとてもいい経験になりましたし、モチベーション爆上がりでした!それゆえについつい前のめりに入ってしまったという選手も少なくないのでは?w
日本でトップクラスの選手がカテゴリーを超えて集まる機会はこれまでありませんでしたが、トレイルランニングのシーンを盛り上げる一つのきっかけになったと感じます。
残り二戦。勝敗から目が離せませんね!
最終戦の白馬国際クラシックはエントリー受付中のようですので、生で国内トップ選手の本気の走りを見られるチャンス!ぜひエントリーをご検討ください♪
おまけ(今回の装備)
今回使った装備でおすすめのアイテムをご紹介します!
INNER FACT MESH TANK

https://shop.inner-fact.co.jp/?pid=192309418
7月9日現在完売中ですが、7月下旬に再入荷予定です。
なんといっても涼しい!そして生地が頑強!!それでいてなぜか擦れない。。。
謎の素材です。。。
テストで何度も使用していますが、蒸し暑い日本の気候にはもってこいの1着です。
今回は涼しかったですが、それでも汗冷えなどもなく快適に過ごせました。
100km越えの東南アジアのレースでも遺憾無くその性能を発揮してくれました。
INNER FACT 6-Pockets running tights

https://shop.inner-fact.co.jp/?pid=185284607
汗をかく時期は内腿の擦れも多くなります。そんな時にタイツは擦れ予防にもなりGoodです!
加えて今回のレースのように装備が少ないレースではタイツ1枚で走ることも可能。
パンツよりも肌に密着しているので携行品が揺れることもなく、ザックを背負わない分背中に熱がこもらず快適です!
シーズン問わず活躍するアイテムです♪
NNORMAL Kjerag Brut

https://www.nnormal.com/ja_JP/men/shoes/kjr/nnormal-kjerag_brut-N1ZKSM1-001
捻挫癖があるのでスピードを出すレースや、足裏の感覚を大事にしたいレースではよく使用しています。
ソールにビブラムのメガグリップを使用しており、かなりラグが深い仕様のためしっかりグリップしてくれます。
今回も雨でぬかるんだ登りでも難なく登ることができましたし、下りの恐怖感もなく走れました。
お値段は張りますが、ソールの張り替えが効くことと、耐久性を考えれば悪くないのではと。
足捌きのしやすい靴をお探しの方にはおすすめです!

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