福井県のサトヤマワークスさん開催の敦賀ツインピークスに出場してきました。
レース概要
- ショートコース:13㎞累積1100mトレイル率70%
- ロングコース:33㎞累積2800mトレイル率65%
一言で言うととてもパンチのあるコースです。
結果は、オーバーペースから熱中症気味になり、リタイヤしました。
【リタイヤの要因その1】
○しっかり練習ができたことによる慢心
この夏は、仕事の調整がうまくいき練習時間を確保することができました。
7月末から8月末までのひと月で走行700km.累積標高20,000mを確保でき、脚作りができたと思っていました。
その間のポイント練習でも、600mアップの山を4本/または550mアップの峠走を5本計60キロなど、ロングレース向きの練習ができました。
しかし、できていなかったのはレースペースの練習です。
レース前は、ロングの練習で対応できると思っていたのですが、レースの強度に体が耐えられませんでした。
○教訓、その1
練習量を積めていたとしても、レース強度の練習をしていなければ、体は対応できない。
【リタイヤの要因、その2】
○レース勘のなさ
しばらくレースから離れていたせいか、ペースと体のしんどさが一致していませんでした。
頻繁にレースに出ていた頃は、大体このくらいのペースだったらゴールまで行ける、と言う勘が働き、オーバーペースになる事はありませんでした。
○教訓その2
練習では、レースを想定し、レースでは練習のように走らなければならない。
レースだけ頑張れる、と言う事は無い。同じような走力のランナーと競う練習も必要。
または、単独で練習するとしても100%追い込む練習も必要。
【リタイヤの要因、その3】
○熱中症、脱水症状
序盤はしっかり汗が出ている感覚があったのですが、急に汗が出なくなりました。
汗が出なくなった途端、全く体が動かなくなりました。
しっかり水分補給をしていたし、塩分補給もしていたのに脱水状態になってしまったと言う事は、そもそもこの気温(35℃)でこのペースの走りをすべきではなかった、と言うことになります。
○教訓、その3
体の調子、気温、コースにあったペース設定をしなければならない。
※その点、試走をしておくと、大きなアドバンテージとなると思います。
【まとめ】
今回うまくいかなくて、とても悔しいというのが正直な感想です。
しかしそれも含めてトレイルランニングなんだと思います。
うまくいくことばかりだと、そもそもつまらないかもしれません。
次の大会でこの失敗を克服できるようにしていきたいと思います。
敦賀ツインピークスのレースレポート
○良いところ、その1
本格的な山岳レースを楽しめます。
敦賀の里山ですが、登りは全て急登、下りも急です。
このコースのアップダウンを攻略できれば、他のどのレースにも対応できるのではないかと思います。
夏の練習の成果を試す良い大会だと思います。
○良いところ、その2
スタートゴールの真横に駐車場があり、アクセスが良いです。
高速道路のスマートインターもすぐ近くにあります。
○良いところ、その3
600メートルアップの山を3回登るコースですが、沢がたくさんあり、いつでも体を冷やしたり、水分補給をしたりすることができます。
真夏のレースで水切れは命取りですが、たくさん沢があるのは安心できる点です。
○良いところ、その4
コースマーキングが明確です。
道が不明瞭なところがありますが、コースマーキングが徹底されており、スピードを上げて走ってもロストする事はありませんでした。
かなりの数のマーキングをしてもらっているので大会関係者に感謝です。
○良いところ、その5
ショート部門でもお腹いっぱいになれます。
ショート部門は600メートルアップの山を一度超えるコースです。
距離は短いかもしれませんが、パンチの効いたコースで充分に満足できるのではないかと思います。
ロングコースのハードルが高いと思われる方は、ショートコースがオススメです。
【敦賀ツインピークス攻略法】
攻略法と言っても敗退してしまった私が言うことなので、信憑性がいまいちかもしれません。
しかし、もし再挑戦するのであれば、このようにしたいと思うことを書きます。
【攻略法、その1】
○アップダウンに耐えられる体を作る。
このコースを攻略するには、累積標高にこだわった練習が必要です。
特に下りきった後の登りで体を動かすことができるかどうかが大切です。
山の練習をするのであれば、できるだけ急な登りを何本も繰り返すのはもちろんのこと、急な下りの後、登り返す力をつける必要があります。
ダーッと下ってきて、休みなくすぐ全力で登る、など効果的だと思います。
【攻略法、その2】
○暑熱順化と補給
真夏開催となるため、涼しい時の補給と違います。
食べ物は食べれなくなりますし、暑いのに水分を取りたくない状態になります。
練習で体を壊さない程度に、少ない補給、少ない水分量でも体を動かすことができるように仕上げて臨む必要があります。
真夏の練習になるので、長時間はリスクが伴います。
ですので1時間以内など時間を決めて、あえて水分を補給せずに行動する練習をすると良いと思います。
【攻略法、その3】
○ポールワーク
ポールがあるとスムーズ力強く登れます。
私の場合、ポールワークがへたくそなので、ポールを持っていると逆に遅くなってしまいます。
もしポールを使うことに抵抗がないランナーの方は、ポールの練習をしてレースに臨まれると良いです。
私の場合は、ポールを練習するより、パワーウォークで登りの練習をした方が効率が良いです。
うまく使えるのであれば、ポールは絶対にお勧めです。
【総括】
今回私は敗退してしまった、敦賀ツインピークスですが、ホスピタリティあふれる良い大会でした。
来年リベンジしたいなぁと思います。
また、大会会場やレース中に、『コラム読んでます』と声をかけてくださる方もいて、励みになります。
この記事を読んでくださる皆様、ぜひ来年出場してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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