
どうも、だーまえです。今回もレースに参加してきたので参加レポートを書かせて貰いました。
そのレースは「DEEP JAPAN ULTRA100 160km」。
例によって写真をほとんど撮れていないので、レースの雰囲気をお伝えすることが叶いません…
一方でコース攻略に関する部分は色々とお伝えできるかなと思っています。
攻略の鍵は、ロードと走れないトレイルの切り替え。
これを読み解き、対策をどのように立てるべきかフィニッシャーの一人として解説させていただきます。
参加しないと見えてこない攻略ポイント、テクニック、チップスについてまとめましたので、来年のレース参加を検討されている方にとって完走の一助になれば幸いです!
目次
レースの概要

簡単に概要をまとめてみました。
2025年開催要項
✅開催日:2025/06/27〜2025/06/29(金〜日)
✅会場:〒946-0304 新潟県魚沼市穴沢236 魚沼市立入広瀬小学校
✅部門:DEEP JAPANDEEP JAPAN160km
UONUMA 80km
SUMON 30km
✅定員:160km 220名
80km 220名
30km 50名
https://www.deepjapanultra.com/overview
詳細は上記のURL(大会公式サイト)よりご確認ください。
私が参加した160kmのコースなどの情報は以下のとおりです。
✅コース:

✅距離・累積:171km D+ 9,110m(160kmじゃないやんというツッコミは受け付けていないそうですw)
✅エイド:10箇所
✅ドロップバッグ:93km地点、127km地点(計2箇所)
✅サポート:全エイドで可能
✅ペーサー:93.7kmいい湯らていからフィニッシュまで
ちなみに会場へのアクセスは公共交通機関も通っており車がなくても行けました。
今回は私は広島から山陽・東海新幹線〜北陸新幹線〜在来線(只見線)の乗り継ぎで8時間弱ぐらいの旅路。
レース当日も宿(越後須原駅周辺)からバスで15分ほどだったのでバタつく事なく参加できました。
選手の休憩用に会場の小学校の体育館を開放してくださっているので、公共交通機関が動く時間まで待機することも可能です。
車なし、ソロ参加でも安心して参加できるだけの会場設備が整っているように感じました♪
必携装備の注意点

ここからは160km部門に参加する上で重要なポイントに注目して書いていきます。
今回の必携装備の中で特徴的なものをご紹介します。
・水2リットル以上
今回暑さとコースの厳しさもあり水分2リットルが必携装備となっていました。
実際区間によっては2リットルでもギリギリの区間もあり確かに必要な要領だなと感じました。
とはいえ2リットル持とうと思うとパッキングの調整が必要かと。
私の場合はザックの両胸で1リットル。ウエストベルトとタイツの腰部分で500mlずつで計2リットルになるようにしていました。
・低温セット
- 暖かいサードレイヤー(防水ジャケットとセカンドレイヤー間に着る衣服)
- ※推奨:フリースまたはコンパクトになる薄手ダウンジャケット
・残雪セット
軽アイゼン、スノースパイクまたはスノーチェーンのいずれか一つ
上記2セットは今年は必要なかったですがコースの一部には雪が残っており、滑りやすかったり、気候によっては寒くなることが予想されます。
晴れれば日中は30℃を超える暑さと標高の高いところでは寒さを感じるなど環境に適応する必要があるため様々な準備が求められます。
私の場合はトレーニングの段階で装備を全て背負って走ってみて体どのように感じるのかチェックしていました。
特に水2リットルは背負ってみると結構重さを感じるので、トレーニングから慣れておいた方が良いでしょう。
コース解説・攻略ポイント
160kmのコースを3つのパートに分けて解説させて貰います。
①スタート〜塩谷川エイド(74.8km D+3,900m)

スタート〜山菜会館
スタートから最初のエイド、山菜会館まではロードと峠走で、ちょろっとトレイルに入りますがすぐに終わります。
テクニカルな部分はないのですが雨の後ということもありかなり滑った印象です。
山菜会館〜山菜会館
エイドを通過後、がっつり峠走で登っていきます。
峠越えの後ロードで降って、浅草岳(前岳)への大きな登りに入っていきます。
この登りは足元が川の影響でかなり滑りやすく、トラバースゾーンも危険です。
丁寧に歩けば問題ないのですが焦って動くと軽めの滑落をすることも。
無理せず息が上らない程度の出力で登ることをお勧めします!
ちなみに途中の川で何度か水を浴びたり、沢の水を汲みました。(フィルター付きのフラスクで)

上りの最後の沢は以下の画像の赤丸部分です。
この沢は活用した方がいいですね!雪解け水なのでキンキンに冷えていて体の火照りも取ってくれます。
環境利用闘法万歳!
前岳の山頂付近になると雪渓が一気に広がります。
ガチガチに凍った雪の上を渡らないといけない場面もありますが、私は恐怖を感じるほどではありませんでした。
滑るのが苦手な方はチェーンスパイクなどあった方がいいかもしれません。

そして下りは結構テクニカル。
水の流れた部分が掘れていて狭い隙間に足を置かないといけないのですが、結構ガレていたり根っこがそれを邪魔します。
ただトレイル区間はそこまで長くないので集中して丁寧に降れば問題ないかと。
そこから12km弱ロードで降っていきます。これがなかなか脚にきます。
完走目標の方はここで歩かず淡々と走ることが必要になってくるかと。
山菜会館〜ハーブ香園

次の区間は最初に通った区間を一部戻りつつ、ロードと林道を中心に走っていくパートなので割と楽なパート。
ただ前のパートがかなり長いパートなのでしっかり補給はしておきたいところ。
次のハーブ香園までは走る脚が残っていればあまり苦労しないかなと思いますが、この辺りから足の重たさを感じてくる方が多いはず。
ハーブ香園〜塩谷川
そして前半パートの山場!守門岳(大岳)区間。
23kmでD+1,300m。一気に登り続ける区間なのと、夜間パートに入るためハードさがより際立ちます。
長い区間なので水は途中の水場を活用することをお勧めします。
以下の箇所は公式から水場として案内されていて、実際私も使いました。

大岳までの登りは、綺麗に整備されていて登りやすい印象でした。
頑張らず、淡々と登るのが良いかと思います。
問題は下り!最初は気持ちよく下れるフカフカトレイル。
後半が難所で、何度も渡渉を求められる川下り。しかもかなりテクニカルなのと滑ることすべることw
渡渉しすぎて、いい加減にしろよと言いたくなるw

ここで慌ててもしょうがないので気持ちを落ち着けて進むのが吉。
トレイルを下ったらまたしても長めのロードでエイドへ。
どのエイドにも言えることですが皆さんすごく暖かく迎えてくれます!
サービス精神旺盛なので甘えさせてもらいつつ、しっかり補給をとってここからのパートも頑張りましょう。
②塩谷川エイド〜いい湯らてい〜ビジターセンター〜いい湯らていエイド(52km D+3,400m)

ここからの区間は高い山がないのでぱっと見油断してしまいます。
ところがどっこい、この区間はさっきまでと違ってロードが少なくトレイルもかなり足場が悪く進みが悪いです。
特にいい湯らていからのループはみなさん口を揃えて核心部と表現するほど。
その一端をご紹介します。
塩谷川〜いい湯らてい
塩谷川を出て、田んぼ道を通りながら林道、そして送電線トレイルに入っていきます。
事前情報では、いい湯らていまでの区間は18km D+550mとかなり走りやすいだろうなと思っていました。
走ってみると一変。「DEEP」さが牙を剥いてきますw
大した登りではないのですが足場が悪く全然進まない。
歩かざるを得ないようなトレイルばかりで斜度だけなら走るのに、歩くことを強要してくる。
ここの送電線の作業員さん、めちゃくちゃタフですよね。
相当鍛えられてなきゃ1日で根をあげそうなぐらい過酷。
そんなブラックトレイルを進んでいくと、いい湯らていに到着。
ここではドロップバッグが使えます。
渡渉の連続と前日の雨で下草が濡れていることもあり足が濡れている状況だったので靴下を変更。
合わせてここからはトレイルがテクニカルなのでグリップの効くシューズへ変更しました。
ここは時間を使ってもしっかり準備を整えることをお勧めします。
いい湯らてい〜三条市中浦ヒメサユリ森林公園

そして核心部。35km D+2,700mと、数字だけ見ても行きたくない区間。
さらには登山口に掲げられた「熊が出ます」の看板…
注意とかじゃない。出ますという表現に、クマの密度の高さを感じるw
ここからは登山道と送電線、そしてマタギ道!!
これらが組み合わさった結果凶悪なトレイルが出来上がっています。
最初に大きく登って下ったのち、送電線のトレイルがダラダラ続きます。
特にマタギ道は進みが悪いのと足場が悪くワンミスで滑落する箇所も多く難儀します。
三条市中浦ヒメサユリ森林公園〜ビジターセンター
特にDEEPなのはヒメサユリ森林公園〜ビジターセンターの区間。
ダラダラのぼっていく林道で辟易したところに下り基調かと思いきや、マタギ道で全く進まないw
なんなら上りの方が早かったんじゃ無いかと思うほど。
そしてここの区間は「ヒル」がたくさん出ます。
どれぐらいかというと私の場合この区間だけで両足で30匹以上ついていました…
エイドについて最初にやることはヒルの除去!
これは鉄則ですw
ヒル対策は色々あると思いますが、塩を振ったり忌避剤を使う、アルコールスプレーを振る。
様々ありますが血を吸われてもパフォーマンスが落ちるわけでは無いという気概で進んでいましたw
気持ち悪いんですが、これを受け入れることも必要かなと思います。
そう。これが「DEEP」なのです。。。
ビジターセンター〜いい湯らてい
2回目のデポバッグまで最後の区間。
ここを乗り切れば核心部を抜けられると思って頑張るのですが、ここの登り、下りともにかなり急で進みが悪い印象です。
特に下りが急峻でロープも設置されているのですが、使わないと下れない程の斜度とテクニカルさ。
RDの松永さん曰く「地獄の底に落ちるような下り」。
言い得て妙ですな…
そして最後の登りが急なこと急なことw
なかなか終わらないのでここでも気持ちが折れそうになりますが、淡々と進むことをお勧めします。
エイドへ下る分岐で立哨の方から声をかけられました。
「ここからは通常の登山道です!」
なるほど。ここまでは登山道じゃなかったのかw
というぐらい登山道との乖離があるような道が続きますので覚悟をしておいてください。
③塩谷川エイド〜フィニッシュ(47.5km D+1,900m)

最終パート。ここからはロードを中心に進みつつ、最後に中盤に通った大岳を登り返してフィニッシュへ向かいますが、最終区間が一気に1,000m以上登ることになります。
また、繋ぎの区間はロード中心ですが日中は暑さが敵になります。
一筋縄では行かない。それがDEEP JAPAN。

いい湯らてい〜よってげ邸
この区間は距離も短く全てロードです。
5kmのゆるーい登りをダラダラ走っていきますが、全部直射日光を浴びます。
なので日中の場合は暑さ対策をしっかりしておきましょう。
よってげ邸〜塩谷川
この区間もロードがメインで林道と一部送電線トレイルを往路を折り返す形で進みます。
基本的には走りやすい区間ですが、送電線トレイルの一部が渡渉と、大きな段差を超える瞬間もあり難儀するところもありますが、全体的には走りやすいです。
塩谷川〜フィニッシュ

最終区間ですが、心を折りに来ているとしか思えないパートとなっています。
27km D+1,500m。。。
長くね?w そして登りすぎじゃね?w
エントリーした時点で分かりきっていることなのに、悪態をつくくらいにはキツい区間です。
登山口までのロードの登りが非常に長く、延々と終わらないように感じます。
ロードの途中に水場が1箇所あるので活用をお勧めします!
エイドを出て間も無いのですが日中は直射日光がきつく、体が火照るとパフォーマンスも落ちるので、雪解け水でキンキンの水なので体を冷やすのも兼ねて補給が良いかと。
そして登山道で登っていくのですが、往路で通った区間です。当然また同じように無限に渡渉を繰り返します。
しかも選手が全員通過した後なので足元はズルズルになっています。
サーフェスと疲労から登りにくさに拍車をかけ、1000m以上登り続けるのは堪えます。
救いは斜度がそこまでキツく無いこと。
歩くことが難しい斜度では無いので、進み続けられればなんとかなるかと。
とはいえ山頂付近は一度下らされて、登り返しがあるのでいい加減にしてくれと言いたくなりますがw

そして大岳山頂からの下り。ここは30kmと80kの選手がすでに下った後。
ただでさえガレて、道が掘れていて走りにくい区間のところに前日の雨と相まって、かなり滑りやすい凶悪なくだりに変貌していました。
ここは割り切って丁寧に怪我なく下ることをお勧めします。
下っていくと往路で紹介した湧水があります。
下山後も12kmのロードがあり長いので給水をうまく活用しましょう。
ようやく下山しても時間帯によっては灼熱のロード。
ところどころ用水路があるので被り水をしながら走っていました。
最後の12kmロードはウイニングランには長いですが、進むしか無いので我慢しましょうw
思い出に浸るには十分過ぎる時間が与えられます。

トレーニングについて
ここまでコースについて紹介しましたが、もう一度走るならここを強化して走りたいと思えるトレーニングについて紹介をさせてもらいます。
まず特徴ですが、以下の通りです。
①暑さと寒さ、そして天候への適応
②一筋縄では行かないトレイルへの耐性
③ロードの走力
それぞれに対するトレーニングをご紹介しますと、
①暑さと寒さ、そして天候への適応
天候にもよりますが暑い時は35℃以上、逆に標高の高いところで雨が降れば一気に15℃以下ということもありえます。
こういった状況に対応するために、一つは暑熱順化は必須かと。
梅雨の後半のレースなので暑くなることも多いです。お風呂に長く入る、サウナでの交代浴、日中の運動など様々な方法で暑熱順化可能ですが、私はお風呂に長く入るようにしていました。
特に直前の2週間は42℃のお湯に10〜15分入って、汗を出すということを繰り返しおこなっていました。
もう一つは雨の中でトレイルに入る練習をお勧めします。
雨の中のトレーニングは楽しくは無いですがレースでは容易に想像できるシチュエーションです。
滑りやすいコンディションでギアのテストをしておくことで本番で困らずに済みます。
(保温用のウェアなどは現場でテストするのが一番ですので是非バッドコンディションで使ってみてください)
②一筋縄では行かないトレイルへの耐性
ここは表現が難しいのですが、端的にいろんなトレイルを経験しておいて損はないかと思います。
歩きやすい道から、獣道のような細いトラバースルートなど。
一人では危ないような場所であれば複数人で行くなどして、体の使い方と不快感へ慣れておくと本番で日和らずに済みますw
実際私も広島でクソみたいなトレイルを好んでトレーニングしていたおかげもあり、イヤイヤながらも心を折られずに進むことができましたw
経験は大きな財産です。
③ロードの走力
トレイルの過酷さが目立ちますがコースの4割程度はロードです。
特に序盤はロードばかりなのでそこで走れるかどうかで完走できるかの分かれ目になることも。
アップダウンも多いため、峠走は効果的だと思います。
(どのレースでも峠走がいいと言っているのですが、峠走はそれぐらい万能です)
かくいう私もレースに向けて峠走をしっかりやりこんで臨みました。
ゆるい登りを歩くか、走るか。タイム差として如実に現れる部分ですので、しっかり走り込みましょう。
装備について
今回使ったギアを一通り紹介します。
前回のFUJIと被る部分も多いですが、参考にしていただけましたら幸いです。
最初にその中でも特に良かったアイテムを3つ紹介します。
①ヘッドギア:INNER FACT トレイルハット
⏩日中は日差しが強い予報だったので影の多いハットにしました。
✅水を含ませたり、頭頂部に氷を入れたりできて非常に良かったです!
首筋が隠れるだけでずいぶん楽に感じられます。ハットは夏のお供!!

②TENGUSALT(ナトリウム摂取・足攣り予防、電解質補給)
⏩汗をかくと水だけでなく電解質も失われます。特にナトリウムが不足してくるとパフォーマンスの低下と、胃腸トラブルにつながるケースが多く、意識的に取るよう心がけました。
今回は暑さもあり多めに摂取しました。スタート前に3粒、以降1時間に2〜3粒。急登で汗を書いた時には3粒取ることでトラブルなく最後まで補給もできました。
個人差が大きい部分なので使用の際は発汗量などをいて摂取量を決めると良いかと。

③アームカバー:Goldwin クーリングアームカバーウィズパーム
⏩気温が高くなる予報だったので日焼けによる疲労対策と、気過熱による冷却効果を狙って着用。
✅かなり涼しく感じられました!スタート前に水で濡らして、その後は都度掛水したりしながら常に濡れている状態をキープしました。(汗でも濡れます)
これがあるのとないのとでは疲労感が大きく違うので、これからの季節は積極的に着用をお勧めします!ちなみに私は168cm 58kgでMサイズ着用しています。

以下は必携なども含めて使用したギアを紹介しています。
・ヘッドライト:Fenix HM65R-T
⏩バッテリーが前方なので電池交換が容易なのと、白色・黄色のライト切り替え、充電の保ち、そしてなんといっても明るさ。これらを比較して選択しました。
✅FUJIに続いて2度目の100mile投入でしたが、やはり明るいと下りのスピードは上がりますね。
当然バッテリーの持ちは悪くなるので入れ替えが必要になりますが、時間帯的にエイドで交換できる見込みだったので、その予定で事前に準備してレースに臨みました。
バッテリーの持ちも悪くなく、フィット感の調整がBOAシステムのようなダイヤルで微調整可能というのもポイント高しでした。
3段階の光量があり、1300ルーメン(約4時間)/ 400ルーメン(約12時間) /130ルーメン(約24時間)。
1300ルーメンはよほど見えにくい下りのみでほとんど使用しなかったですね。
登りとロードは130ルーメン、トレイルの走れる区間と下りを400ルーメンで進んで。
18時〜翌2時手前までバッテリーが弱ることなく使えました。
この辺りは気温によって左右されるので予備バッテリーはしっかり持っておいた方がいいですが、18650という汎用性のあるバッテリーで入手しやすのもプラスポイントですね。

・予備ライト:ペツル イーライト
⏩なんといっても軽い!予備ライトとして十分な光量と点灯時間なので選びました。
✅使用することはなかったです。

・ザック:THE NORTH FACE サミットランレースデイベスト8
⏩6L容量なのですがフロントポケットもかなり入るので必携品含め全て収まりました。
✅揺れない、軽量、アクセスのしやすさ含め癖もなく使いやすかったです。
強いていうなら軽量な分破れやすいのと、フィット感が強いが故にフラスコが入りにくいのが気になりました。

・ノースリーブ:INNER FACT ウルトラライトノースリーブ
⏩気温が下がっても20℃を切らない予報だったので涼しさと気過熱を期待して選択しました。
✅終始着替えなしで行けました。汗冷えなし、快適に走り続けられました。
・タイツ:INNER FACT 6-Pockets running tights【UNISEX】
⏩タイツは筋肉の揺れ、ブレを抑えてくれるのと収納ポケットも多く使い勝手がいいので選択しました。加えて必携の水分2Lのうち500mlのボトルは後ろのポケットに収納していました。
✅僕は腰回りに補給食、サイドポケットにゴミを収納していました。100mileでは初の使用でしたがトラブルなく使えました。個人的にはタイツの下はアンダーウェアを履く派ですw
下記に記載するシームレスインナーパンツとのとの組み合わせがおすすめです。

・カーフ:Goldwin コンプレッションカーフスリーブ
⏩本当はふくらはぎを出した方がかっこよく見えるのはわかっているのですが、背に腹は変えられませんw
これもタイツ同様筋疲労の軽減を狙っての着用でした。
✅ささやかながら転倒時の擦り傷防止にもなったりして着用の恩恵を感じました。途中藪のようなところも通るのでカーフスリーブはつけておいた方がいいと感じました。

・インナーパンツ:INNER FACT Men’s シームレスインナーパンツ ミドル丈(+5cm)
⏩これはずっと使っていてスレが一切ないので安定と信頼で愛用しています。
画像のインパクトがすごいですが性能は折り紙付きですw
✅今回もノントラブル。冷えもなく快適でした!

・ソックス:INNER FACT ラミー五本指 ミドル丈(足首丈)
⏩こちらもウルトラでは絶対の信頼を置いているアイテムです。マメ、スレのトラブルが本当に少ない。
個人差はあるでしょうが、僕はトレーニングから本番まで足元はこれが一番だと自信を持って言えます!
✅今回は渡渉も多く、前日の雨で足元も濡れていたので念の為2回靴下を変えましたが。結果足裏は無事のままフィニッシュできました。

・ウエストベルト:INNER FACT フルメッシュウエストベルト
⏩軽い!そしてお腹への圧迫感も少なく様々なものを入れられるので選択しました。
ザックに入れると煩雑な補給食、サプリメント、予備電池、フラスクなどを入れて使用しました。
✅補給の入れ替えや取り出しなどもストレスなく使用できました。

・レインウェア上:Teton Bros FEATHER RAIN JACKET (2023年モデル・色違い)
⏩少し分厚いので手持ちの軽量レインと比べると15gほど重くはなりますが、使うとしたら終盤風の強い区間になると予想して生地が薄くて軽いものよりも安心感を選びました。
✅使う機会がなかったのでわかりませんが、選択に迷いはなかったです。

・レインウェア下:OMM Halo Pant (2021年モデル・色違い)
⏩なんといっても軽い!今回は雨が降らない予報だったのでレインの下は履かないと予想しての選択でした。
✅こちらも使わずでしたが、レースで記録を狙うなら軽さは正義ですね。

・テーピング:INNER FACT 伸縮性テープ【帯状たたみ】 幅5cm x 長さ5m
⏩こちらは発売時からずっと愛用していて、なんといっても剥がれにくい点にメリットを感じています。
足首、膝、ハムストリング、腰、腸腰筋に使用しました。
✅100mile走っても剥がれなし!!粘着力がありすぎて糊が残るほどw
これからの季節汗でテーピングは剥がれやすくなるのですが、このテーピングは本当に剥がれにくい!忖度抜きにおすすめです!

・シューズ:ASICS METAFUJI TRAIL
⏩ロードで走れる区間が多いのでカーボン入り、かつロードとトレイルがシームレスに走れるシューズということで選択しました。
✅このシューズ自体かなり気に入っていて今シーズンは全てこのシューズで走っていますが、非常に良かったです!
ただカーボン入りが故に捻挫しやすいというデメリットも。
後半の93km以降のトレイルパートはテクニカルなため履き替えました。

・シューズ:ASICS Trabuco MAX
⏩雨で濡れていたこともありグリップの効くシューズとして採用。
✅3年ほど前のモデルですが個人的には一番グリップの性能をしらいしているシューズです。
後半パートはこのシューズで正解でした。他の靴だとかなり足運びに制限が出ていたのではないかと。
ナイスチョイスの自分を褒めたい!

・ソフトフラスコ:INNER FACT ソフトフラスコ ノーマル
⏩自立してエイドワークがやりやすく、給水のストレスがないので信頼して選択しました。
✅転倒もありましたが破れなどもなく水漏れなく使えました!

・マイカップ:INNER FACT ソフトマイカップ ナイトトレイル
⏩軽い!!可愛いデザイン!折りたためてコンパクト!
✅ミルクティーを2Lは飲んだ気がします😘

使用した補給食一覧
レース中に使用した補給食やサプリメント関係を載せておきます。
補給食は味の好みや合う合わないがはっきりしているので一度試してみることをお勧めします!
・オレは摂取す ENERGY 補給ジェル
⏩サラッと飲める液体タイプで後半胃が疲れてきても飲みやすさを感じました。
個人的にはグレープの方が好みでピーチ味も合わせて20個以上摂取しました。
飲んだら力が出る感覚もあり、スピードが求められるレースでは外せない補給です。

・俺は摂取す RECOVERY 補給ジェル
⏩長丁場のレースになると筋肉を溶かしてエネルギーにする働きが強くなっていくため継続的にタンパク質を入れるように意識しています。とはいえ鶏肉を食べていては分解に時間がかかるため、アミノ酸などの形で摂取するのですが、今回はこのジェルを使用しました。
ゆず味で少し苦味があるため、ジェルの甘ったるさもなく刺激になって良かったですね♪

・セブンイレブン わらび餅シリーズ
⏩コンビニで買える補給食の王道!今回は少し苦味のある宇治抹茶味でさっぱりさせるようにしました。
これは安くてどこでも手に入るため普段のトレーニングから愛用しています。
・おいエナ(希釈リキッドタイプの補給)
⏩サラッと飲めて、何より美味しい!!
美味しいと嫌にならずに飲める!1本で549kcalも取れるので水分補給とカロリー摂取を同時に行う選択肢の一つにお勧めです♪
今回スタート時と北麓公園で片方のボトルをおいエナにして出発しました。

・TENGU GINGER(我神散カプセル)
数年前から胃腸トラブル対策でよく名前が上がるのが漢方の我神散ですね。
その我神散をカプセルに入れた商品です。以前から我神散は愛用していましたが、粉末で飲みにくいのと「良薬は口に苦し」で独特の味わいw
エイドで粉を吹き上げている光景をたまに見かけますが、もれなく我神散を吹いているはずw
そんな問題もカプセルに入れることで全て解決!
今回レース前に3粒、中盤で3粒、終盤にも2粒摂取しましたがこのおかげもあってかトラブルなく終えられました。

スタート前の準備・チップス
・皮膚保護クリーム:TENGUBALM 100ml
⏩皮膚トラブルはウルトラランニングではつきもの。皮膚保護クリームを使うことで豆や擦れを予防する効果があります。
塗布する場所は、足裏・足指、股・内腿、お尻の割れ目&肛門(かなり重要!)、脇などです。
おすすめはレース前日の晩、当日準備中、直前の3回。
皮膚の膜ができることで雨のふやけなどにも強くなります。
ワセリンと違ってベタつかないのと、テーピングを貼れるのがメリットですね♪

・マッサージローション:TENGULOTION
⏩疲労軽減、倦怠感軽減の効果があるローションです!
何か危ない物質が入っているんじゃないかと気掛かりなぐらい効果を感じられましたw
似た商品で言うとPRローションですね。
同じようにレース30分前とレース中疲労感が出てきた箇所に使いました。
リカバリーにも使えるので日々のトレーニングから重宝しています♪

まとめ
今回初参加のレースでしたがありがたいことに優勝させていただくことができました。
(26時間16分45秒:コースレコード)
事前に得た情報からしっかり対策を行えば攻略しがいのある素晴らしいレースです。
知らないまま参加すると度肝を抜かれるかもしれませんが・・・w
長く過酷な道のりも多いですが、エイドのホスピタリティの高さが前へ進む勇気をくれます。
自分自身と向き合うというオーガナイザーの掲げているコンセプトを体感できるレースですので是非そんな体験を求めている方へお勧めします♪
このレースを完走した暁には選べるレースの選択肢が広がるはず!
百聞は一見に如かず。是非現地で実体験してみてください。
このブログが参加を志した方の感想の手助けとなることを願っています。
参考までに私が話をさせてもらったPodcastのリンクを貼り付けておきます♪

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