【レース紹介】鬼が城ピークストレイル

どうも、だーまえです。
今回は4月13日(日)に開催された「鬼が城ピークストレイル」というレースについて紹介させていただきます。
初年度にも参加させてもらって以来3年ぶりの参加でしたが、改めていいレースだなと思い記事を書かせてもらうことにしました。
地方の大会ではありますが、是非遠方の方にも足を伸ばして参加して欲しいレースです!
この記事ではおすすめポイントと、レースで役立ったギアを備忘録的にまとめてご紹介します。

ちなみに今回はレース序盤に大雨が降り、その後は暴風に見舞われ、晴れるというなかなかな天候でしたw
その点を踏まえた内容であることをご容赦くださいm(__)m

レース概要

大会公式サイトより引用

レースのことをご存知でない方向けに大会要項をまとめております。
公式サイト:鬼が城ピークストレイル
✅開催日:2025年4月13日(日) ※4月12日(土):前日受付
✅会場:愛媛県宇和島市 丸山公園陸上競技場
✅部門:3コース

部門距離制限時間ITRAUTMB定員参加費
ショート13.7k(累積標高1340m+)4時間0pt100人¥5,000
ミドル29.4k(累積標高2670m+)8時間30分2pt20k100人¥10,000
ロング50.0k(累積標高3700m+)12時間3pt50k200人¥15,000

表彰:各部門 男女1~3位、最終完走者
参加賞:海の幸&オリジナルグッズ
個人的にはこの参加賞がマジで素晴らしい!!
海鮮の一夜干しなんですが家族からの評判がすこぶる良い、最高の参加賞です!


計測:IBUKI(レース中のLIVEもあり)
スケジュール
【4月12日(土)/丸山公園 運動広場】
14:00 前日受付・装備品チェック開始
15:00~16:00 トレラン実習講座
18:00 前日受付終了

【4月13日(日)/丸山公園陸上競技場】
04:30 ロング当日受付・装備品チェック・荷物預かり開始(~5:45)
05:45 ロング ブリーフィング(開会式)
06:00 ロング レーススタート
08:00 ショート・ミドル 当日受付・装備品チェック・荷物預かり開始(~9:15)
09:15 ショート・ミドル ブリーフィング(開会式)
09:30 ショート・ミドル レーススタート
13:30 ショート レース終了
18:00 ロング・ミドル レース終了

近場の人は一番長いロングでも当日入りでも行けるスケジュール感ですね。
今回広島から選手2名で参加しましたが前日受付ののちに近くのホテルで一泊し、ロングとミドルに出場しました!
レース終了後は後夜祭にも参加させてもらい、宇和島を2泊3日で満喫。
イベントもたくさんやっているのでご紹介しますと、
【事前イベント】
2月8・9日 トレラン体験会
3月8・9・15・16日  試走会
【レース前後のイベント】
4月12日 招待選手陣によるトレラン実習講座
4月13日 後夜祭
4月14日 宇和島観光ラン

今回招待選手が大変豪華で上田瑠偉選手、中谷亮太選手、若岡拓也選手、那須勇太選手、楠田涼葉選手、相原千尋選手、九州のランニングメディア「7trails」の方々も来られていて前後で交流を図る機会もあり楽しませていただきました。
中でも上田選手にレースで抜かれるという経験は新鮮でしたねw
ロングコースを20分遅れでスタートされたのですが、全員を抜かしてトップでフィニッシュ。
一応そこそこ走れる方だと自負していたのですが、第3エイドで追いつかれた時は度肝を抜かれましたね…
しかも翌週のKOBE TRAILがあるので流して走ってますとのことですが、全然ついていけない。これが世界かと。

そんな新鮮な経験をさせてもらったこのレースについて次はコースについて説明していきます。

コース紹介

3つのコースがあるのですがA〜E+(A’,C’)のパートの組み合わせで構成されています。
今回私はロングコースを走ってきたのでA’とC’以外のコースについては走ることができたので大枠コース全体を把握出来たかと思っています。

ロングコース(50km D±3,700m)

ミドルコース(29,4km D+2,670m)


ショートコース(13.7km D+1,340m)


一見すると1つのエイドを最大3回通過したり、コースごとに誘導ルートが違うのでわかりにくく感じますが、コース上の至るところに立哨の方がいて丁寧な誘導とマーキングで私はロストなく進むことができました。
山域が少しズレるだけで表情も大きく変わり、さまざまなサーフェスを楽しめました。
各パートの所感は以下のとおりです!

【Aパート:陸上競技場~鹿のコル】
陸上競技場を出てみんな様子見のスタート。
トレイル自体はかなり綺麗で走りやすく、林道を下ってからの登り返しの約1000m UPが最初のボス!
いや、最初に来てくれてよかったと後々のコースを走って感謝することになりますw
登った後の尻割山から見える絶景に癒されるか、まだこれが最初の上りと絶望するかはその方のトレーニング次第です。
上りの時間は長いですが、比較的斜度は緩いのである気を混ぜながら進めばそこまで苦労はしないと思います。

【Bパート:鹿のコル~権現山~鹿のコル】
晴れている時に走りたかった!w
森の中を気持ちよく走れるトラバースだと思うのですが、雨で痩せたトラバースはなかなかスリリングで場所によってはどこを踏んでも滑る!
下りならいざ知らず登りもずるずるだと安全に行くのに必死でした。
走れるとこと急登で歩きの区間で明確に分かれているので切り替えはしやすい区間でした。
ただ今回は雨と暴風でかなり寒かったです。
天候にマッチした装備を整えてレースに臨むことをお勧めします。

【Cパート:鹿のコル~高月山~万年荘】
この辺りで大雨だったこともあり滑っていた印象しかないですw
細かなアップダウンと両脇をシャクナゲに囲まれたシングルトラックが続く美しいトレイル。
レースでなければ気持ちよく歩きたいところでしたが、順位争いをしていたこともありただただキツかったですねw
高月山からの下りはかなりスリッピーで、本格的な山岳要素を感じるコースでした。

【Dパート:万年荘~三本杭~鹿のコル】
実は前回参加時には御祝山の途中でハンガーノックになり順位争いから脱落した苦い思い出があるので、そこまで足を残していたのですが、辛いものは辛いですねw
エイドを出て御祝山〜三本杭まで途中少しだけ下る区間はあるものの、約800m UPはレース後半に来るとなかなかに痺れますね。
しかも御祝山の急登が、直登なんですよね〜
見たくない角度にマーキングがついているので現実逃避しそうになりますが、ここは淡々と止まらずに進むしかないですね。
そしてここは稜線で風が抜けるので一気に体温が持っていかれました。
トップ選手でもみなさんレインを着て登っていたので、ここは晴れていても汗冷え対策をした方が賢明かと。

あと三本杭〜エイドまでもいやらしくて、しつこいくらいにアップダウンがありますw
もうそろそろエイドかなと思ったところに、立哨の方の悪気のない、「エイドまであと少しです!」の声かけ!
実際はもう少しでもとは感じられないぐらい長く感じますw
フレッシュな時のあと少しと、疲労困憊のあと少しは、似て非なるもの。
(長時間の立証お疲れ様でした。声かけには元気をもらいましたよ!!w)

【Eパート:鹿のコル~陸上競技場】
林道を出て、一瞬上りますが残りは全部下りっぱなし。
今回は雨上がりだったのでズルズルでなかなか飛ばせずでしたが気持ちよく走れる斜度です。
フィニッシュまで最後の力を振り絞って走り切りましょう!
(足首の捻挫にはお気をつけてm(__)m)

総評:距離の割には獲得標高が高めに設定されているコースが多く、いずれも本格的な山岳要素を含んだルートになっています。
最高標高が1,300m未満にも関わらずこのハードさとは恐れ入りましたw
スカイランニングをやっている選手曰く、「ほぼスカイラン」とのことだったのでw
コースの難易度は高い方と感じます。
ただ制限時間もしっかりと用意されているのと、エイドが充実しておりトレーニングと経験でしっかり完走を目指せるので、初心者から上級者までそれぞれに合ったコースで楽しめるレースだと思います。

エイド

みなさん気になっているであろうエイドメニューについて!
ここは超強力おすすめポイントでもあります!!
ただ、すみません、写真を撮る余裕はなかったです…(どないなっとんねん)
文字だけで恐縮ですがご確認ください。

公式サイト:参加者の手引きより引用

愛媛といえばみかんジュース!!
エイドでみかんジュースが飲めると最高すぎる。
個人的には万年荘エイドで食べたパスタとホットサンドが最高に美味しかった…
今回大雨と暴風で体温がかなり持っていかれた感覚があり、固形物をしっかり取って正解でした。
上記の通り甘いものから、しょっぱいものまで選択肢もたくさんあるので、トラブルがあった際にもエイドで対処しやすいのも嬉しいポイントですね♪
スタッフの皆さんもめちゃくちゃ優しくて、パスタを貪る間にフラスコに給水してくださったり、至れり尽くせりでした。

使った装備・ギア

今回使用したギア、雨天・暴風時に役立ったアイテムなど紹介しますね♪
・ヘッドギア:INNER FACT トレイルハット
・ザック:THE NORTH FACE サミットランレースデイベスト8(2023年モデル)
・Tシャツ:Teton Bros Axio lite S/S(2023年モデル)
・アームカバー:コンプレスポーツ(品名不明)
・タイツ:INNER FACT 6-Pockets running tights【UNISEX】
・カーフ:Goldwin コンプレッションカーフスリーブ
・インナートップス:INNER FACT MEN’S アンダーウェア ノースリーブ
・インナーパンツ:INNER FACT Men’s シームレスインナーパンツ ミドル丈(+5cm)
・ソックス:INNER FACT ラミー五本指 ミドル丈(足首丈)
・ウエストベルト:INNER FACT フルメッシュウエストベルト
・レインウェア:Teton Bros FEATHER RAIN JACKET  (2023年モデル・色違い)
・テーピング:INNER FACT 伸縮性テープ【帯状たたみ】 幅5cm x 長さ5m
・シューズ:ASICS METAFUJI TRAIL
・ソフトフラスコ:INNER FACT フトフラスコ ノーマル
・マイカップ:INNER FACT ソフトマイカップ ナイトトレイル

補給食
オレは摂取す ENERGY 補給ジェル
・セブンイレブン わらび餅シリーズ
TENGUSALT(ナトリウム摂取・足攣り予防、電解質補給)

スタート前の準備
・皮膚保護クリーム:TENGUBALM 100ml
・マッサージローション:TENGULOTION

今回雨だったこともあり体から水を離す保護クリームと、インナーの組み合わせは効果を感じられました。
あと、ハットは雨が降り込んでくるのをカバーする範囲が広いので日差しが強い日以外でも恩恵を感じられます。

ちなみに稜線では風による冷え込みで、3月に走った雪のちらつく比叡山よりも遥かに寒く感じられました。
濡れた状態+風は一気に低体温に陥る可能性がありますので、どんなに面倒でもレインを着る、可能ならTシャツを変えるなどの対応で快適に走り切りましょう!

最後に

最後に言わせて欲しいのは、めっちゃ良いレースだからどんどん遊びに来てくださいということです!
レースもそうですが前後で食べ物やお酒に観光も楽しめるとケーションです。
特にメシ!!参加賞を筆頭に、鯛めし、鯛ソーメン、柑橘と挙げ出したらキリがないですが、本当にご飯が美味しいのです😚
是非春のレースの選択肢に加えて欲しいです。
来年も何かしらの形でお邪魔したいなと思わせてくれるレースでした!
最後は愛媛の方言で締めたいと思います。

だんだん!!

だーまえだーまえ

だーまえ

広島生まれ、広島育ち、広島在住の33歳会社員。 アウトドアアクティビティとサウナをこよなく愛する男です。 学生時代は陸上競技で短距離を、社会人になってからはマラソンを経てトレイルランに没頭。 現在はBackyard ultraに傾倒。夢はBarkley Marathonsを完走すること。

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コメント

    • 廣瀬 岳志
    • 2025.04.15 8:17pm

    鬼P実行委員会の廣瀬です。早速レビューいただき、ありがとうございました。
    こちらのHP,SNSでもシェアさせていただきますね。
    たくさんのお褒めの言葉、うれしい限りです。特に立哨の先輩方は喜ばれると思います。
    山頂付近は本当に過酷だったようですね…
    運営面では、多々問題がありましたが、こちらも良い勉強をさせていただきました。
    来年の大会、もっともっと楽しんでいただけるよう、スタッフ一同、頑張ります。
    そして、ご招待させていただければとも思っておりますので、是非、宇和島においでください。

    • だーまえ
      • だーまえ
      • 2025.04.16 10:30am

      廣瀬様
      コメントありがとうございます!
      大会運営お疲れ様でした。このブログが来年のエントリー希望者に届けば幸いです♪
      初年度にも感じましたが、立証の方々がこの悪天候でも声援を送ってくださっている姿に、たくさんの元気をもらいました。
      エイドスタッフも方々もそうですが本当に素晴らしい雰囲気のレースなので、これからも遊びに行かせていただきます♪
      また来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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