OSJ山中温泉トレイルレース2022 チームサポート日誌

6/19(日)はOSJ山中温泉トレイルレースにINNER-FACTサポートチームの「低山なめるな広島」のメンバー2名を連れて参戦してきました。

前日6/18(土)の午前7時に広島駅に集合し、まずは一人目の小田さんをピックアップ。
その後、高速に乗って8時過ぎにもう一人の沖さんを福山SAにてピックアップ。
広島駅から会場までは途中2度の休憩を挟んで約7時間半の道のり。

今まで軽バンに乗ってましたが長距離移動がしんどいのと人が乗らないので、今後の選手サポート展開と自身の体力を鑑みて自動運転(レベル2)付きのミニバンに乗り換えましたが、最高に楽ですね!!
この辺りは別記事にしたいと思うくらい快適です♪

さて、今回のブログではINNER-FACTのチームサポート内容とその考え方、山中温泉での選手の活躍を綴っていきたいと思います。

チームサポートとは

INNER-FACTでは今まで選手個人のサポートに力を入れてきましたが、今後はチーム化してその活動を応援していきたいと考えています。
その第一弾として地元広島の選手を3名選出させて頂き、今回はその内2名が山中温泉参戦となりました。

チームサポートの内容は主にこんな感じです。

  • エントリー費、交通費及び宿泊費のサポート
  • 送迎サポート
  • 物品サポート

一つずつ解説していきます。

エントリー費、交通費及び宿泊費サポート

タイトル通りですが、大会にかかる費用を資金サポートさせて頂きます。
資金サポートの理由としては、エントリー費と交通費や宿泊費を考えると1大会で簡単に数万円飛んで行きます。
本気で全国レベルの大会で一定の結果を狙っていくとなると、年間複数のレースを全国の猛者が集まるレースで揉まれていく必要があります。

そうなると支出が多額になり、想いとは裏腹に出場できるレースの選考はシビアになり結果が残せなくなってきます。
どのスポーツでも選手として活動する資金が原因で可能性の開花が出来ず、競技寿命を迎えていく選手が多くいるのを見てきました。

INNER-FACTはトレイルランニングという競技で利益を得ている会社なので、その利益はトレイルランニングへ循環させたい、その最初となる活動は地元で応援してくれる方が多い広島で形にしたいという考えから1stサポートチームは広島とさせて頂きました。

ただ、なんの条件もなくお金が出るほど甘くはありません。
事前に年間レーススケージュールを提出してもらい、各大会の目標値を設定してもらいます。
その目標値に届いたか否かでどこまでの費用をサポートするかを明確化しました。
人のお金で戦うということは、一定の成績を求められてしまうシビアな面ももちろんあります。

以前プロになるための記事を書いた際に非常に反響が良かったので、今後プロを目指す方はこちらも読んでみて下さい。

送迎サポート

レース参戦するとなるとやはり長距離運転は付き物。
100mileレース後に仮眠しながらなんとか帰ったという話は多く聞きますが、選手を応援している側としてはやはり心配になります。

ということで、送迎しちゃえばいいや!と思い送迎サポートもしています。
今後チームでの大会参戦が増えてくると思うので、選手も快適安心に移動してもらえるようにという意図です。
僕自身運転は好きなので長時間運転は苦になりません。

ただ、今後チームが増えた際には対応できない場面も出てくるのでそこはやりながら考えていきます。

物品サポート

INNER-FACTのオリジナル製品に限りですが、選手には商品提供をさせて頂いています。
だからと言って、100%の使用義務は設けてません。

靴下の例で考えると、その日の天候や路面状況、コーススペックやシューズとの相性などでベストチョイスは変わるので、選手のコンディション優先で他社製品の使用も問題無しとしています。
もちろんメーカーとして選手の要望に応えられる製品は開発していかないといけないのでそこは今後の製品開発の分野の話になってきます。

少しでも選手の活躍しやすい環境を作りたいという考えが大前提なので、今後もサポート採用は都度更新していきたいと思います。

山中温泉チーム参戦前日

大会会場に到着したらまずは受付。
OSJさんが代理店をしているコンプレスポーツや補給食のGUのブースがあったので物色。
翌日は大会なのであまり歩いて脚を使わせるのもアレなのですぐにホテルへ。

ホテルは会場から車で3分ほどのコンドミニアム。
大きなリビングやキッチン、3部屋に分かれた寝室がありかなり豪華でしたが、2泊4人で予約して一人6,000円くらいだったので格安!!

簡単に部屋で荷物の整理などしてから遅くなる前に会場近くの釜飯屋さんへ。
ここは最高に美味しかったので来年も行きたいし、いかれる方にはおすすめです!!
ただ、予約は必須。

食事から帰宅したら大会の作戦会議。
部屋は4名で予約したものの、誘っていたチームメンバーの武市選手はShiga1優勝の疲れで参戦出来ず。

大会数日前にTwitterでMr.OSJの小林さんが山中温泉参戦という投稿を見たのでお誘いして一緒に宿泊。
トップ陣の作戦会議は面白い!!

色々とお膳立てさせて頂いたので、大会結果を期待しつつ当日は僕は応援に徹することに。
GPXデータをGoogleマップに落とし込んで応援できるポイントを選定。

来年もコース変わらなければそのまま使えるので、応援に行く方は参考にされて下さい。
大会当日は4時半には会場に行こうということで、2時起きになるので早々に就寝し翌日に備えます。

山中温泉大会当日

大会会場についたら薄明るくなっておりライト入らなさそう。
ただ、この日の気温は暑い!!
予報では最高気温30度となっていたのでかなりの消耗戦になりそうです。

スタート後は小田さん沖さん共に好調でトップ10くらいの位置をキープ。
ただこれが続いたのは23km地点のエイドまででした。

本レースの核心部となる大日山に入ったところで沖さんが熱中症で大幅にペースダウン。
僕は45km地点のエイドで待機していて、小田さんが順調なペースの6位で来るもかなり暑そう。
「少し頭が痛い」と小田さんも熱中症のサインが出始めていました。

小田さん通過後沖さんより「45km地点のエイドでDNFします」と連絡が。
なんとか自力下山できるようで心配したものの一安心。
僕は次の51km地点エイドで小田さんの応援へ。

ここでは被り水もあり体の熱を冷ます小田さん。
熱中症の症状は少し薄れていたもののやはりきつそう。

エイドに同着でいた九州の強豪別府さんも笑顔ながら暑そう。
これからまだ気温が上がってくるのでかなり心配しつつ小田さんと別府さんを見送る。

その後64km地点で小田さんを待っていたところ、沖さんより運営の回収車でスタート会場に戻るとの連絡が。
沖さんの荷物は車にあるしホテルの鍵も僕が持っていたので急遽会場へ戻る。
会場で沖さんと合流したら熱中症の症状も薄そうだったのでパパッとお風呂に入ってもらいそのまま一緒に小田さんの応援へ。

無事64km地点で小田さんの7位での到着に間に合うも、熱中症の症状が再発。
同着できていた選手が小田さんの表情と足取りを観察しロックオンされている・・・。
苦痛の表情のままほとんど喋らずにエイドを後にした小田さん。

その後最後のウォーターエイド71km地点で小田さんを応援。
残り7kmということもあり終わりが見えてきて少し表情が明るくなっていた。
この時の順位は8位で、小田さんの目標は10位以内で年代別入賞。

小田さんのがエイドを立った後少し残っていたら9位の選手がエイドに入ってきた。
ラストランを信じつつフィニッシュ地点に向かう。

「7kmだから一時間くらいかな」という言葉を発していたので、時間が近づいてくるとソワソワ。
選手が見えた・・・が、前のエイドで9位だった選手。
一人抜かれてしまっていた。

ということは9位か。
一桁順位を死守してもらいたいと祈っていたら数分後に小田さんの姿が!

「よし!!来た!!!」
と心で叫びつつ、直前のエイドで小田さんから指名を受けた「キンキンに冷えたビールとポカリを用意しといて!」をちゃんと準備してフィニッシュゲートに先回り。

総合9位の年代別1位で無事フィニッシュ!!
「一人で来たら確実にやめていた・・・」というくらいしんどかったレース。
この一言が聞けただけでも一緒にきた甲斐があったなと嬉しく思いました。

小田さんは球磨川に引き続き有言実行の結果。
この調子をキープしつつLAKE BIWA100に挑みます。
僕はサポートに入るので精一杯サポートさせて頂きます!!

ひとまずはOSJ山中温泉トレイルレース2022、お疲れ様でした!!

INNER-FACT 代表INNER-FACT 代表

INNER-FACT 代表

INNER-FACT代表の首藤(シュトウ)。 一部関西ではくびふじと呼ばれます。 基本的にはトレイルやランはソロでしかやらず、イベントや大会ではエイドなどスタッフ側で参加しています。

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