ワラーチで走ると痛くないの?・・・いてーよ!!

「ワラーチ履いて走ってきた」とSNSで投稿すると、ほぼほぼ「痛くないの?」とコメントが来ます。

痛いよ。そりゃ。
特に何からも守られてない剥き出しの状態で走るんだから。

ソールの種類にもよるけど自分が使ってるワラーチのソールは厚みはぴったり10mm。

ここ最近の厚底ブームとは逆行した厚み。

ドロップ差(かかとから爪先にかけての傾斜)も全く無いから、走りやすくも無い。
じゃあなんでワラーチで走るのか?
それはそこに「ナニカ」があるから。

その「ナニカ」を見つけた人はワラーチで走り続ける。
見つけられなかった人はワラーチを履くことは無くなる。
その「ナニカ」はその人の感性に合う合わないもある。
スタイルにもよるからナニカを「見つける」というよりも「見出す」の方が近いのかも。

でもここで大事なのは、「実際に履いて試した」という事。

痛く無いの?
痛くなったらなんで悪いの?

怪我しないの?
怪我したらなんで悪いの?

フォーム崩れないの?
フォーム崩れたらなんで悪いの?

普通のシューズ履いて走っても痛みが出る時は痛みは出るし、怪我するときは怪我するし、フォーム崩れる時は崩れる。
痛みや怪我はその部分に負荷が大きくかかってるから、身体からのサインなのでは?

結果を求められる「選手」ならリスクは避けるべきなのかも。
でも圧倒的多数のランナーは市民ランナーなのだから、いろんなアプローチで気付きの体験をするともっと走る事が楽しくなる。

ネガティブな要素だけに目を向けるのではなく、ワラーチ愛用者がなんでワラーチで走り続けるかに目を向けるとワラーチの魅力が見えてくる。

自分はワラーチランを初めてまだまだ3ヶ月目。
一回で走れる距離もようやく20kmまで。
世の中にはワラーチで100mile走れる人もたくさんいるから、僕なんかの経験値では全く届かない。

でもこんな駆け出しの半端者だからこそ、今ワラーチに興味がある人には近い目線で語れるのでは?と思い記事にすることにしました。

ワラーチを履き出したきっかけ

入り口は「何となく走るきっかけが欲しかったから」。
基本的に三日坊主の飽き性の性格だから、ランを初めてから月に300km走れる時があれば、30km走らない時も。

ある時、半年くらい月間走行距離が20kmくらいで、周りはランナーばかりだから走らないと話しについていけないなぁというモヤモヤ。
でもただ走るのは楽しく無いから、何かエッセンスが欲しくて今までトライしたことのないワラーチを購入。

LUNA SANDAL(通称ルナサン)という選択肢もあったけど、何となくワラーチにした。
地元広島のランショップRUN+さんのオリジナルワラーチは見た目もクオリティも良くルナサンよりも安いというのも理由。

LUNA SANDAL

税別1万円〜

RUN+オリジナル ワラーチ
税込5,980円

実際に使い出したのは2019年の8月頃。
日中の炎天下ランが好きなのでその時に使用。

慣らしに家の近くを軽く走ってみたらロードコンディションが面白いほど敏感に足裏から感じる。
小石を踏んでもわかるし、少し傾斜している箇所もわかる。
これは面白い!!・・・と調子に乗っていきなり走り始めて早速トラブルが。。。

ワラーチで走り始めて速攻で足が痛くなる。

最初は慣らしでウォーキングからすべきだった・・・。
と後悔したのは初日から。

少しジョグしてから2kmも走らないくらいから足の裏が痛い!
元々足の裏の皮膚が薄く柔らかめというのもあるのだろうけど、まさかこんなにすぐ痛くなるなんて。

母指球部分の皮が真っ赤に炎症してしまい、翌日からは1kmほどウォーキングで足を慣らすことに。
これが良かったのか2019年はこの時以外大きな痛みはなく3kmほどはワラーチで走れる様に。

これからワラーチを履いてみようという方!
まずは必ず慣らし運転をして下さい。

ワラーチで初の10km完走

2020年3月に初めてワラーチで10kmを走れる様になりました。
2020年に入ってワラーチで走り始めたのは2月下旬から。
暖かい日は日中にワラーチで5kmほど走ってました。

今では足の裏に全く問題ないかというと、そういうわけでもありません。
何点かトラブルをご紹介。

トラブル1

足の甲部分に紐の長さ調整をする器具が干渉して擦れが発生。

赤丸部分2箇所にワラーチの固定具が干渉して擦り傷。

この原因は下記写真の黒い留め具が足に当たってそこが擦れてしまいました。
本来この黒い留め具は紐の長さを調整しフィット感を変えられます。

通常使用時は黒い留め具は右側に。
痛みが出たので紐の隙間にねじ込んで右側に固定してみた。

このトラブルの対処としては紐の先を結んでみたら、紐の張力で黒い留め具が浮き上がり足に当たらなくなった。

横から見るとこんな感じ。

結ぶ前:赤丸部分が足の甲にあたりスレる。
結んだ後:紐の張力で黒い留め具が浮き上がり足に当たらない♪

トラブル2

紐の調整をしないまま緩い状態で走り続けたせいで、着地の度に足がスレ母指球に靴ずれが発生。

他にも着地時に脚が旋回してしまってるのがわかる足裏側面の靴ずれ跡。

当たり前だけどワラーチもシューズ同様走り始める前のフィッティングが大事ですね・・・。
ちなみにトラブル後の対処はシューズを履いて足を休ませるというのも手ですが、靴下を履くだけでも全然違います。

こんな薄い数mmの生地でも足を守ってくれているんだと靴下のありがたみが実感できます!
ワラーチに靴下履くと「滑りそう」と思ったけど、実際全く問題ありませんでした。
これなら寒い時期も問題なくワラーチ履けますね♪

ワラーチを履いてて良かった事

お待たせしました!
ここまでデメリットばかりあげてきたのでここからいいところをご紹介。

いい感じのふくらはぎが手に入る!

元々全く筋肉質な脚ではなく、ひょろっとしてたけどワラーチで走り出して明らかに筋肉が付き出しました。
ラン後も脚が鍛えられてる感が味わえ自己満に浸れます。

ワラーチが自分の足形に馴染んでくる!

最初はもちろんフルフラットなソールが、使い込むと足に馴染むかの様に形を変えて来ます!

とにかく軽い!

当たり前だけど作りがシンプルだから本当に軽い!

近くにonのシューズがあったので量ってみた。

ほぼ1/3の軽さ。
出張にも持って行きやすいし、走ってても軽く快適の一言!

色んな意味で目立つ!

ワラーチで走ってる人はそこまで多くないので、色んな人に覚えられます。
名前が思い出せなくても「あ〜、ワラーチの人!」と。

初めて参加するグループランの時なども声をかけられやすくなるので、馴染むのも早くなるはず!

まとめ

いろいろ書いて来ましたが、なんだかんだ自分もまだワラーチ歴3ヶ月のひよっこ。
諸先輩方と長い距離走れる様に今日もワラーチで走ってます。

最後に、
「何でワラーチで走ってるの?」
「楽しいから!!」

以上。

ワラーチに合わせた靴下はコチラ。

INNER-FACT 代表INNER-FACT 代表

INNER-FACT 代表

INNER-FACT代表の首藤(シュトウ)。 一部関西ではくびふじと呼ばれます。 基本的にはトレイルやランはソロでしかやらず、イベントや大会ではエイドなどスタッフ側で参加しています。

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